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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

一つのこと

2006年02月08日 | Weblog
一つのことを長く続けている人が私の近くにいる。

「あのう…辞めようと思ったことはないのですか?」
失礼に当たるんじゃなかろうか…そう思いつつも、
ずっと彼に問いたかったことを、言葉を選びながら訊いた。

「どうして続けているのかな、って思ったことはある…」

思慮深い彼らしく、ゆっくりと静かに答えてくださった。
そして、「辞めたいと思ったことがある」という言葉は
最後まで彼の口から出なかった。


「どうして…」という自らへの疑問には、疑問を抱きつつも、
結局「でも、好きなんだよなー」という彼の結論が内包されているのであろう。
少なくとも、私にはそう感じられた。

好きだからといって、一つのことを30年も続けるのってなかなか難しい。
続けることができる彼を心の底から尊敬しているし、素敵だなって思う。
(舞台の上でライトを浴びる彼、実際に本当にカッコいい)

私には、彼のように「続けている」、または「続けられそうな」事柄が無い。

魂を奪われるぐらい、何かに熱中したい。
情熱を持って生きたい。

そう思いつつも、熱しやすく冷めやすい私の性格が災いして、
また、好奇心がある割には自己満足で終わってしまうことが多いので、
とてもとても世間様には大手を振って自分自身を表現できない。


だから、何かのヒントを得るために、頑張っている彼の姿や芝居を
ずっと観続けているのかもしれない。



もうすぐ彼のお芝居が観られる!
第一回東大宮演劇祭(2/25 2/26 3/4 3/11)
私は彼がいらっしゃる「(劇)レインボウ城!」の大ファンです。
(詳しくは→http://homepage2.nifty.com/Rainbow-net/)
本当に面白いです。
はっきり言って、中毒並に好きです。
観終えた後、「終わっちゃった…。早く次回の舞台が観たい!」と、
まるで更級日記の姫君みたいに渇望してしまいます。
オススメです

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