空梅雨模様のころは暑い日ざしにゲンナリとしてゐた夏椿が、続く雨模様になったらいききと咲いてゐる。
結局、この一日花は、姿や名前は夏の風合ひを帯びてゐるけれど、まぎれもなく”梅雨の華”であることがよくわかります。
池の横で、我が家ではピンク色の紫陽花が、これも元気よく咲いてゐます。
親戚から桃が届き、皆で美味しく頂きました。
穏やかな初夏ですが、各所の原発が、また動きださうとしてゐます。
あの地震の時の恐怖ー! そのあとの、日本人が経験したことのない恐怖!への恐れは、いったいにどこに吹き飛んでしまったのでせうかー?
あのとき、一陣の風が西に向かって吹かなければ、大量の放射線は、愛する奥羽山脈を鬼のやうに越ゑて、盆地である山形の地に降り注いできたはずです。
さうなれば、小生らも、遥かの地での避難生活を余儀なくされてゐたはず、です。
低く暮らすのに、素朴に、膨大な電力はいらないと思ふ。