やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

鍋ばかり…

2009-02-07 | 大岡山界隈
正月前後から、小生の休みの日は、鍋ばかり作ってゐます。

要は簡単なことと、自家製の野菜が沢山あるので、昨今のご時世、節約がてら、です。

レシピでは名前がついてゐるのですが、出来上がると(と、いふよりも、途中からー)、何の鍋だったか、不明にはなりますがー。

最近の出色は、大和芋鍋を作ったのですが、なかなか団子にならず、時間もないのでフライパンで焼いてしまひ、それをひとくち大に切って入れたのが、これがなかなか美味、でした。















小説のこと

2009-02-05 | 本や言葉
昨年の芋煮会の時に、新刊がでたよ、と仰ってゐた高橋義夫先生の小説
『恨み半蔵』(中央公論新社)を読みました。
いつものやうに、丁寧な描写と端正な文章で、感心しきりです。





今年の新年会の時に、飲み足らない幾人かで高橋先生を囲んでゐました。
その時出てゐた名前が(小生が出したのだった、かしらんー)、
近松秋江とフィリップ・ロス、でした。
(若い人は、名前も知りません、でしたがー)

意外にも、そのふたりの作家については高橋先生も面白い、といはれ、
小生は特に、以前『別れたる妻に送る手紙』を読んだ時の面白さが衝撃的で、
最近、彼の傑作といはれる『黒髪』やその後の連作を読み、ますます、その面白さに惹かれてゐます。

おそらく、今どきであれば、”サイテー!”といはれるやうな、ストーカーのやうな、男としての度量も矜持も無くして女を追ひかけてゆく姿を描きながら、しかしその近代的な文章と美しい自然描写と、なによりも、妙な女々しさがなく、あっけらかんとしてゐる読後感が素晴しい。

検索してみると、県立図書館に全集があって、一冊借りてきましたが、
15,6年経てゐるのに、誰も借りた気配がなく、なにか一寸得をしたやうに
しばらく彼の世界を探ってみるつもりです。







都市の条件

2009-02-03 | やまがた抄


先日、A新聞の小さなコラムに、欧州での都市の二大条件といふことが載ってゐました。
書いた方は、県外から赴任された方といふことでしたが、
それは、プロの交響楽団とサッカークラブ。

まさに、山形にはこのふたつがあるのに、自慢しませんねえ、といふ感想。

勿論、それがすべてではないにしろ、
小生、サッカーには疎いのですが、確かに、小さな街に素敵なホールや、手塩に育てられてゐるオーケストラは街の数だけあるやうな気がします。

以前は山響の会員でもありましたが、打ち続く金銭不足で、しばらく演奏会にも足を運んでゐません。
今は、地方のオーケストラには珍しく、果敢にモーツァルトの交響曲全曲演奏会を進めてゐます。
せめて、一度は聴きにゆきたい、と思ってゐます。


参考までに、

山響のサイトは、こちら

モンテディオのサイトは、こちら

温泉療法?

2009-02-02 | やまがた抄


家人が、”老人性肌カサカサ症候群”がひどくなり、病院は嫌ひだ、と我儘なので、
またまた温泉へゆく。

休日明けの昼頃なので、ほとんど人もゐなく、
ウム!独占か!!と思ったら、湯気の奥にひとり姿がある。

洗ひ場でふと見ると、背中にモンモンの方で、
それでも、湯船の岩縁に所狭しと並べられたランの花をふたりで眺めながら、
極上の湯と、ほのかなランのかほりで、小生もストレス発散、です。