最近、漫然として、ジプシー系の演奏を聴きたいと思ってゐました。
そんなときに、ジェシー・クックのギターに遇ひました。
なんでも、とても有名なフラメンコのギタリストといふことで、
2006年冬季オリンピックのフィギュア決勝のトップ5の内の2人までが彼の曲を使ってゐたとのことでした。
素晴しい音楽!、です。
写真でみる彼の風貌も素敵です。
パリ生まれのカナダ人といふ彼は、ある意味、手垢にまみれてゐるかもしれないフラメンコギターといふ枠をスッとくぐり抜けて、とても新鮮な演奏を聴かせてくれます。
勿論それゆゑ、血の濃さや、恨みつらみのやうなもの(今さら、それも、日本で!?)は音楽からは漂ってきませんが、新しい時代の音を感じます。
CDの曲は、ほとんどが彼のオリジナルださうで、その曲作りにも同じ新鮮さを感じます。
最近は、寝る前にワインを飲んでゐます。
ワインについての何の知識もない小生は、店頭に並べられたそれらの生産地とラベルのよさだけで選んで飲んでゐますが、そのときに彼のギターを聴くと、とても贅沢な気持ちになれます。
最近、公私共に、先に進まないことがらが多いのですが、それらの気持ちの滓をひととき払ってくれるやうです。
(写真は、ジャケットから)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます