アンドラーシュ・シフの、新しいバッハを聴く。
ライブによる、ゴルトベルク変奏曲。
シフのディスクは、モーツァルトが数枚に、シューベルトの全集くらゐだった気がする。どれも破綻のない演奏ですが、逆に、印象も少なかったやうな記憶。
いつだったか、NHKで放送されてゐたモーツァルトのピアノ協奏曲の海外の演奏会シリーズで、とても素敵な演奏を聴いた。
そして、ライブでのバッハ。
50代にして、この新鮮なバッハか! と驚きながら聴いた。
山の沢の水のやうに、少し甘味があって、そして、透明な音色。
ゴルトベルクといへば、グールド、といふ絶対的な存在がありますが、
ここでの演奏は、それをみごとに肩透かししたやうに、美しく、ただ美しく、ピアノの音が流れてゆく。
そして、庭先は、初夏の気配ー。
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