やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

愛染神社の江戸彼岸

2006-04-27 | 櫻探訪

山形市南部の小さな社、愛染神社の江戸彼岸を見てきました。
「オサヤジの種蒔き桜」といふ案内板がありました。














昨年の夏、近くの住宅団地で工事があり、昼の弁当を食べる場所を探してゐる時に
偶然見つけた処です。

山形県内には、置賜地方を除くと江戸彼岸の古木は少なく、眼は県外に向いてしまってゐたのですが、意外や、探せばまだ見知らぬ樹があるとの思ひを強くさせてくれた樹でした。

樹齢600年程の江戸彼岸、です。
おそらく、主幹は落雷か何かで折れてしまったのでせうが、大きく空洞を作りながらも、樹勢のある姿を見せてゐました。










しばし、見る人もゐない古木と静かな対話ができました。

折りしも、朝日新聞に三春町の滝桜の写真が載ってゐて、あの喧騒の模様との落差をほくそゑんでゐました。
滝桜は、14、5年前に2年続けて見に行き(その頃はまだ、片田舎の斜面の枝垂れ桜でしたがー)、年々観光化がひどくなるにつれて、見に行く足は遠のき、それでも友人、知人に「連れて行け」とせがまれ、数年前にも案内がてら数回行きましたが、商魂たくましい三春町の”整備”にほとほと嫌気がさし、まう行くことはないのだらうと思ってゐます。





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