やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

諏訪四郎勝頼

2016-02-16 | 雑記
NHKの大河ドラマ『真田丸』の初っ端、武田勝頼の悲劇的な末路を男優が好演してゐました。

家人が、”勝頼って、あんなだっけ?”といふので、ふと思ひ立ち久しぶりに図書館へ行き検索したら、関連書類のあまりに少ないことに呆然としながら、そのなかの一冊を再読しました。




在関東のころ、好きな戦国武将は武田信玄でした。
きっと、悪友とふっと入った映画館でみた『影武者』で興味を示し、それから色々と調べ、地の利を生かして長野や山梨の地の合戦場所や史跡、城、神社、寺等色々と見に行きました。

そして、韮崎にある新府城を見に行った時に、信玄の継続者たる勝頼の不思議な存在に胸を痛めました。

映画『影武者』では、萩原健一がその鬱屈した心情を激しい姿を好演してゐましたが、数十年前に見に行った新府城はまるで廃墟のやうな姿でした(今はきっと、ドラマの影響で綺麗に整備され、観光客も多いでせうがー)。
確か、大きな石の碑が無造作に倒され放置されてゐました。その姿が、なにか、その地の勝頼への仕打ちのやうな気がして胸が痛みました。

そして彼の終焉の地が景徳院であることを知り、その後も幾度となく足を運びました。

数年前に山梨に用事があり、朝早く着いたので、その時も真っ先に景徳院へ足を運びました。



かの寺は、小生だけかも知れませんが、いつ訪れても一種独特な霊気に満ちてゐて(特段、小生はその手の話にのめりこむタイプではありませんがー)、絶望的な状況のまま、その地に最愛の家族とともに果てた勝頼の無念さが浮遊してゐるやうな境内です。

また再び、彼の姿を追ひ求めて見たいと思ってゐます。














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