先日の櫻見の時、橋義夫先生に、岩根沢へ行ってきました、と話しましたら、懐かしさうに当時の話をして頂きました。
『森の奥の怪しい家』は、パートⅡを所望したいほど愉快な楽しい小説で、舞台近辺を歩いたせゐか、以前読んだ読後感とはまた違った趣きでした。
周辺の話はされても、テーマ等に触れられることは一切ありませんので(当然ですがー)、今回再び読んでみて、森敦の名作『月山』を思ひ浮かべてしまったのは、きっと、小生の勝手な印象なのでせうが、”怪しいもの”に興味を示される橋先生ならではの、軽妙な世界が繰り広げられてゐます。
映画とかにすると絶対に面白い、TVのトリックの舞台になってゐるやうな”怪しい”登場人物や集落の姿、なのですがー。
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