菊 2011-11-08 | やまがた抄 老母が、菊をもらってきた。 台所いっぱいに、よいかほりが漂ひ、いかにも美味しさうである。 ”前の家から?”と聞くと、”いや、友だちだ”と、いふ。 以前も、朝の散歩の帰り、花束のやうに、花をもらってきたこともあった。 それは、仏壇に少しー、といふ程度のものではなく、まさに、花束だった。 きっと、先日、小生の車に稲藁を山ほどもらった方なんだと思ふが、男性であること以外、まあ、歳も相応なのでせうが、わからない。 彼女が、畑仕事と、朝の散歩で見つけた、よきひと、らしい。