やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

草餅

2010-05-31 | 大岡山界隈


孫の要望に応へて、老母が草餅を作ってゐた。

ずゐぶんと久しぶりに作ったはずで、不恰好なその姿に、愚息は、”餃子のやうだなー”と悪口をいふ。

孫の要望を受けて、急いで近くの畦からヨモギを取ってきて作ったその草餅は、けれど、青臭ひかほりと餡の甘さが程よく混ざって美味しかった。

餓鬼のころ、初夏の草餅と十五夜の饅頭は、一年にさう多くはない貴重な手作り和菓子の季節だった。
そんな記憶が、ヨモギのかほりから蘇る。