後日書く予定の長谷堂城跡と一緒に訊ねる。
といふよりも、ここの観音自体が要害な山城の高台の一角にある。
遙か昔、源の某が、奈良の長谷堂の観音様を肌身に守ってこの地で戦ひをしてゐたといふ、歴史ある場所であるとのこと。
高殿からの細道をくだると、杉木立のなかに小さな堂がある。
小生は、幾ばくかの賽銭で多くの願ひをーと思ってゐたが、すっと扉をあけたご婦人が堂内で一心不乱に祈りをあげはじめた。
きっと、さうせずには居られない何がしかの事情があったのでせう。
皆々ひとは、悲しいほどの悩みや苦しみをもってゐるのだ、と感慨しきりで道をくだる。
といふよりも、ここの観音自体が要害な山城の高台の一角にある。
遙か昔、源の某が、奈良の長谷堂の観音様を肌身に守ってこの地で戦ひをしてゐたといふ、歴史ある場所であるとのこと。
高殿からの細道をくだると、杉木立のなかに小さな堂がある。
小生は、幾ばくかの賽銭で多くの願ひをーと思ってゐたが、すっと扉をあけたご婦人が堂内で一心不乱に祈りをあげはじめた。
きっと、さうせずには居られない何がしかの事情があったのでせう。
皆々ひとは、悲しいほどの悩みや苦しみをもってゐるのだ、と感慨しきりで道をくだる。