小曽根 真を聴いたのは、10年ほど前でしたかー。
山形のジャズ愛好家に誘はれて、満席となってゐた小さなホールで初めて聴きました。
トリオのバックは日本人だったと思ふ。圧倒的な力量とリズム感で、大盛り上がりの一晩でした。
『Spring Is Here』
スタンダード中心のアルバムなので、楽しみに聴きましたが、
勿論、どれも見事な演奏で、クリアな音色、歯切れのよいリズム、ジョージ・ムラーツの達者なベース、ロイ・ヘインズの強いドラム…。
でも、何か、物足りない。
それぞれのトラックは完璧なのに、聴き終はると”得をした!”といふ気にならなかった。
まあ、天邪鬼の小生の至らなさなのでせうがー。