ギュンター・ヴァントによるシューベルトを聴く。
最後の、交響曲第九番です。
堂々としてゐて(きっと、シューベルトの演奏としては、余りにも巨大で、立派すぎる演奏なのでせうがー)、それでも、とても良い演奏でした。
冒頭のホルンの響きがとても力強くて、ウム?と思ってCDの解説書をみましたら、オーケストラはベルリン・フィルで、ライブ録音でした。
(カラヤンの死後、このオーケストラは、音に凄みが復活したのかしらん?)
小生、ブルックナーはあまり聴きませんので、さうなると、触手が動くヴァントの演奏はかなり限られます。
実際にも、持ってゐるCDは、違うオーケストラによるブラームスの全集と、ベートーヴェンの演奏が一枚のみでした。
評判の高いブラームスも、それほど感動したわけでもなく、”最後のマエストロ”といはれたヴァントでしたが、その後あまり聴くこともありませんでした。
そして、くだんのシューベルトの見事な演奏でしたので、
この次は、いくつか残されてゐるモーツァルトをぜひー、と思ってゐます。