Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

ぶらり手賀沼 常磐線

2010年06月16日 | 旅 ・ 散歩





6/14日 入梅宣言が東京にもあり、その日は一日雨が降り、
翌15日早朝、目覚めるとまぶしい位に良く晴れていました。
我孫子の手賀沼あたりに、”バードカービング”をしている人が
いると過日テレビで紹介があり、小鳥大好きの私は行って見たい
との思いにかられていました。一つ欲しいなあ~と。
果たして安易な考えで我孫子に行きましたが、
工房が手賀沼公園にある訳ではなく時々イベントが、あるそうです。
親切な「市民図書館」の職員さんが色々教えて下さいました。
又野鳥の保護を目的にカービングをされている人は「内山春雄」さん。



我孫子駅から真っ直ぐ坂を下るとほどなく、「手賀沼公園」 に着きます
「ボート」「遊覧船」は無料、、(と書いてあったと夫が言ってました)





図書館の本を貸してくださいました。写真でお目にかかりました。
今にも飛び出しそうな小鳥達
「内山春雄氏」は我孫子在住ですが、成田線に乗り換えて、
工房があるらしいです。今回はあきらめました。







その代わり近くに 「志賀直哉邸跡」 「旧武者小路実篤邸跡」が
あるのを知り訪ねることにしました。前日とは打って変わって真夏日、
「白樺文学館」を見学して、今は書斎のみが残された跡地でしばしの涼を
求めました。この鬱蒼とした樹木の屋敷で、「暗夜行路」「和解」の
草稿をしたのかも? 生涯を28回も転居を繰り返したと言われています。

志賀直哉邸跡






旧武者小路実篤邸跡
手賀沼から可なりの距離があったように感じました。
山際を歩くともっと近道だったそうです。
本街道を汗を拭き拭き探し当てた時はホット致しました。
「今は一般公開をしてないため探しにくいかもしれません」とは邸内を
管理している男性2人でした。気持ちよく見学をさせてくださいました。
さすがと言える立派な屋敷でしたが、今は一般の人が所有しているとか。





昔のままのたたずまいが残され、赤いもみじは一年中この色を
保っている種類の紅葉という事でした。






表門の入り口に満開の花 〈今、良く見かける花ですが、、、?)
歩きつかれて、帰りは我孫子駅まで「あびバス」(ムーバス)(はなバス)
一人100円に乗り帰路に着きました。






(左)志賀直哉(1883~1971)
旧居は奈良市高畑にある文学館(一般公開) 
武者小路とは学習院高等科で知り合う。彼の従姉妹と結婚。
代表作 「暗夜行路」上、下。 「和解」等

(右)武者小路実篤(1885~1976)
公家、華族。1916年~数年我孫子に住む。
代表作 「お目出たき人」 「愛と死」 「世間知らず」等



はからずも、2人の関係を知ることになり、屋敷跡や 文学館には
若いときの2人の写真、奥様達の写真等にお目にかかれて感無量でした。
中でも、父親との関係の修復を書いたといわれる「和解」は
是非読んでみたい本の一冊となりました。今日の一日は文学散歩。


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