6/14日 入梅宣言が東京にもあり、その日は一日雨が降り、
翌15日早朝、目覚めるとまぶしい位に良く晴れていました。
我孫子の手賀沼あたりに、”バードカービング”をしている人が
いると過日テレビで紹介があり、小鳥大好きの私は行って見たい
との思いにかられていました。一つ欲しいなあ~と。
果たして安易な考えで我孫子に行きましたが、
工房が手賀沼公園にある訳ではなく時々イベントが、あるそうです。
親切な「市民図書館」の職員さんが色々教えて下さいました。
又野鳥の保護を目的にカービングをされている人は「内山春雄」さん。
我孫子駅から真っ直ぐ坂を下るとほどなく、「手賀沼公園」 に着きます
「ボート」「遊覧船」は無料、、(と書いてあったと夫が言ってました)
図書館の本を貸してくださいました。写真でお目にかかりました。
今にも飛び出しそうな小鳥達
「内山春雄氏」は我孫子在住ですが、成田線に乗り換えて、
工房があるらしいです。今回はあきらめました。
その代わり近くに 「志賀直哉邸跡」 「旧武者小路実篤邸跡」が
あるのを知り訪ねることにしました。前日とは打って変わって真夏日、
「白樺文学館」を見学して、今は書斎のみが残された跡地でしばしの涼を
求めました。この鬱蒼とした樹木の屋敷で、「暗夜行路」「和解」の
草稿をしたのかも? 生涯を28回も転居を繰り返したと言われています。
志賀直哉邸跡
旧武者小路実篤邸跡
手賀沼から可なりの距離があったように感じました。
山際を歩くともっと近道だったそうです。
本街道を汗を拭き拭き探し当てた時はホット致しました。
「今は一般公開をしてないため探しにくいかもしれません」とは邸内を
管理している男性2人でした。気持ちよく見学をさせてくださいました。
さすがと言える立派な屋敷でしたが、今は一般の人が所有しているとか。
昔のままのたたずまいが残され、赤いもみじは一年中この色を
保っている種類の紅葉という事でした。
表門の入り口に満開の花 〈今、良く見かける花ですが、、、?)
歩きつかれて、帰りは我孫子駅まで「あびバス」(ムーバス)(はなバス)
一人100円に乗り帰路に着きました。
旧居は奈良市高畑にある文学館(一般公開)
武者小路とは学習院高等科で知り合う。彼の従姉妹と結婚。
代表作 「暗夜行路」上、下。 「和解」等
(右)武者小路実篤(1885~1976)
公家、華族。1916年~数年我孫子に住む。
代表作 「お目出たき人」 「愛と死」 「世間知らず」等
はからずも、2人の関係を知ることになり、屋敷跡や 文学館には
若いときの2人の写真、奥様達の写真等にお目にかかれて感無量でした。
中でも、父親との関係の修復を書いたといわれる「和解」は
是非読んでみたい本の一冊となりました。今日の一日は文学散歩。