前回専門家内においても、種々の意見があって当然であるのに、新型コロナ感染症に対して既定路線のみを世の中に強いる政治はファッショであると言いましたが、現行その方策は継続されているように見えます。むしろ一層強化されてきたと言えるかも知れません。既成メディアにおいて、統一した見解しか述べられないのはマスゴミと揶揄されようと、権威に阿る事しかできなくなったことに諦観しかありませんでしたが、ネットにおいては玉石混交ながら自由な意見交換が可能と思っていました。しかしSNSやyou tubeにおいても提供する側がWHOや政府の見解に沿わない内容は検索から排除、削除するといったファッショ礼賛を始めてしまい、世界の中国化(共産党政権化)が一層進みました。
前回6月23日のコロナファシズムの行方で指摘した内容は8月に入った現在も何ら変わっていません。ウイルスは弱毒化し、改訂版world meterの図の様に、新規感染者は増加しても回復者も増加し、死亡率は低下し続けています。現在PCR検査を増やし、PCR感度も以前は検体内にRNA断片が10コピーはないと検出できなかったものが、2コピー以上で陽性になると感染研の説明にも明記されています。PCR検査は一検体1万6千円かかりますが、検査すればするほど「低い情報価値(ある刹那にその数の人間にRNA断片が2コピー以上あるかを見ているだけ)」の割に国費がどんどん消耗されてゆく(毎日約1万人検査なので検査だけで1億6千万円かかり、別に病気が治る訳でもない)、日本弱体化を図る人達の思い通りの展開になっています。
前回掲載以降もウイルスが弱毒化しているという感染症の傾向は変わっていない。検査陽性者(患者ではない)の数しか言及しないのはそれ以外の数値が不都合な真実だからであろう。
今後も2類感染症である必要があるか
毎年3000名の死亡が出る季節性インフルエンザは、梅毒やクラミジア感染症、AIDSと同じ5類感染症であり、人数の把握、感染対策は必要ですが、通常の医療の一環として対応します。2003年のSARSや鳥インフル(人にうつるもの)は新型コロナと同様2類感染症、明らかに社会の滅亡にかかわるエボラやペストは1類感染症に分類されます。この2類感染症である、という事が外国からの入国制限や感染者の隔離、医療費や検査の公費負担の法的源泉になっています。一方で、検査は一定の設備(認可された場所)で行い、検体は三重に密閉し、陸路でのみ輸送可能といったテロ対策を考慮した各種の「縛り」も伴う事になります。現在ウイルスの蛋白を調べる「抗原検査」は1時間ほどで結果が出てしかも検体移送が不要で各施設で行えてPCRより安価になりましたが、何故かPCR真理教とでも言うか「PCRで調べないとダメ」という人たちがいて、PCR検査数を増やす事が感染を早く見つけるより大事(本末転倒)という思惑が進んでいます。私はもう季節性インフルと同様に症状が出た人を検査して、発症したら適切に治療で良いとずっと思っていますが、「世界の経済が破綻し、世界中の人がワクチンを進んで受けるまでは騒ぎを止めない」と決めている人たちは許さないでしょう。
緩やかな感染者数の増加は第二波ではなく、既定路線ではなかったか
メディアには都合が悪いので触れたがらないスウエーデンの現在と優等生とされるドイツ、そして日本の新規感染者数、死亡者数の1月末からの動向を示します。ロックダウン対策を取らない(皆と歩調をあわせないとは許せん!)と散々罵詈雑言を浴びせられたスウエーデンは確かに感染者や死者は多かったですが、現在は落ち着いています。日本は緊急事態宣言で見かけ上抑え込んでいたものが解除になって、しかも検査数を増やしたことで第一波の時に感染すべき人たちが経済再開したことで現在緩やかに増加傾向にあるという解釈ではいけないのでしょうか。もう2類感染症の縛りを解除して、5類にしても良い時期ではないでしょうか。(他国のメディアが早いと文句を言うので怖くてできない人多数とは思いますが)秋以降は通常の季節性インフルと症状の見分けがつかない状態で再度患者が増加すると言われています。インフルと同様一部に病態が悪化する人は出るでしょうが、その都度対応すれば良いですし、保険適応の上でインフルの抗体検査、コロナの抗原検査を各施設(クリニックで可能)インフルにも効くアビガン(ロシアでは正式に投与認めた)を早期投与すれば医療崩壊など起きません。現在新型コロナ感染症の死者は累計でも1000人程度です。しかも本当の死因が別(心不全の高齢者)でも感染+ならばコロナ死として扱われます(私の知っている死亡例もこれでしたし、他国も同じ状態と聞いている)。地に足のついた対応をすることが本当の医療崩壊を防ぐ正しい対応だと私は思います(いまだに踊り狂っている人が多いから無理だろうなあ)。
感染者数については日本が後から他国に追いついている様にも見えるが、死亡者数はどの国も増えておらず、本当に第二波などと言えるのかサイエンスとして極めて疑問である。