自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

カツオのあら料理

2010-07-13 | Weblog
 先日尾鷲へ行った時、カツオの骨を買ってきた。
 スーパーで230円ぐらいだったが、贅沢に真ん中あたりを3匹分の骨が入っている。
 スーパーの売り棚にはもう一パックあって、それには「腹も」(マグロなら大トロのところ)と心臓、肝臓が入っていた。心臓は親指と人差し指でつくった輪ぐらいの大きさで、つやつやしていた。どうしようと思ったが、心臓は食べたことがないので止めた。山の神は惜しそうに少しためらっていた様だった。
 カツオの中骨は、醤油と酢で煮るのである。あら料理なのだが、人によっては酒、みりんを加える。酢は生臭さを取り、食べやすくする。上品に行くなら、一度さっと下茹でしてから煮れば良いかもしれないが、尾鷲出身の山の神はそんなことはしない。そのまま煮るだけである。
 この中骨の食べどころは、骨に付いた身というより、骨の髄のようなところである。この暗赤褐色のところがミネラルたっぷりで旨い。
 家に帰ってから山の神に聞いたが、幼少のみぎりは、近くの魚屋からバケツ一杯の中骨や心臓などを頂いて食べていたそうである。
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