HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SWING IN

2015-04-02 21:04:46 | ROCK

掲載写真はジャック・ブルースの93年に撮影されたロックパラストでのライブを
収録したDVD。50歳のバースデイ・コンサートでもあったので、なかなか豪華な
面子がバックを担当し、なかでもジンジャー・ベイカーとゲイリー・ムーアの参加は
後に短命に終わったもののBBMへと繋がったということで歴史を振り返った時に
特筆すべきコンサートであった、ということになるのだろう。

例によって幾つかの枚数の組み合わせでリリースされたのだが、私が購入したのは
3DVD+1CD仕様のもの。リリースされたのは昨年の12月で、正直なところ
購入予定は全くなかった。ところが、最近になってボーナス扱いのドキュメンタリー
DVDに、凄い映像が収録されていることを知って日本盤の4枚組を買ってしまった。(笑)

さて、その凄い映像とは・・・。

71年にドイツで放送された「SWING IN」という30分足らずの番組である。
ドキュメンタリーなのだが、番組の冒頭でいきなり『YOU BURNED THE TABLE
ON ME』が演奏される。この時のメンバーはジャックにグラハム・ボンド、ジョン・
マーシャル、そしてクリス・スペディング。実のところ、クリス・スペディングの数多ある
スタジオでのセッション参加曲の中で一番素晴らしいフレーズやトーンを聴かせるのが
同曲だと思っている。

この映像の存在を知ったのは約20年前で、西新宿までVHSブートレグを買いに
行ったことは今でもよく覚えている。物凄く暑い夏の日だったのだが、家に帰ってきて
この30分足らずの画質の悪いVHSを3回繰り返して見たものだ。(笑)

「こんなの、オフィシャルで出ないだろうな。」とずっと思っていたのだが、まさかの
ボーナスDVDでの収録である。番組のエンドロールこそ収録されていないが、
演奏を含むドキュメンタリー部分は完全に見ることができる。ドンピカの画質と
まではいかないが、ブートレグとは一線を画す画質であるのは確かで、もうこれだけの
ためにこの4枚組を手に入れる価値があるというものだ。

以前、ジャック・ブルース追悼記事の中で、ソングライターとしての功績に触れた。
ここでもピアノを弾きながら歌う『THEME FOR AN IMAGINARY WESTERN』や、
『FOLK SONG』の美しさにハッとさせられた。また先の4人で演奏する『POLITICIAN』
も面白い。

 1枚のDVDに収められたドキュメンタリーとしては、あまり感心しない構成であるが
「SWING IN」が丸ごと見られるというのは快挙だろう。これから購入する方は
値段は張るがボーナスDVDを含む4枚組で購入するべきであろう。
いや、本当はたった30分弱でも「SWING IN」が単体で正規DVD化されたら、
5000円でも買っただろう。(笑)

え~と、本編はこれから、ゆっくりと見ます。

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GOOD LUCK

2015-04-01 04:01:00 | DAY BY DAY

モノクローム・セットと書いているのに、頭の中ではモモイロクローバーゼットと
変換してしまい、ハッと我に帰る。

抜けているのは「間」である。

必要なのは「間」である。

「SPACE」、「INTERVAL」、「PAUSE」・・・・

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