HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

昨日鳴った音 4月17日~4月18日

2020-04-19 20:55:59 | DAY BY DAY

 4月17日
・VANILLA FUDGE / THE BEAT GOES ON


・JEFFERSON AIRPLANE / BLESS ITS POINTED LITTLE HEAD
・JEFFERSON AIRPLANE / THIRTY SECONDS OVER WINTERLAND

私の職場も出社人数の制限がかかるようになった。何人かを交代で休ませるのだが、とりあえず
私は対象外(泣)でカレンダー通りに出勤。平日に一日休みがあれば随分作業が捗るのだけど。
あ、録り溜めたドラマやアニメの編集&焼き付け作業のことですけど。(笑)

ヴァニラ・ファッジの盤はタイトル通りには旋律が弾まないのだが、こういう盤がまかり通る
時代であったことは了解しないといけない。実に実験的な盤で、心にゆとりがあれば時代背景や
バンドの状態にまで思いを巡らせることでもっと楽しめたかもしれない。

で、ジェファースン・エアプレインの2枚のライブ盤を聴く。「フィルモアのジェファースン・
エアプレイン」は積極的に好きなライブ盤だ。映画「キングコング」の1シーンから怒涛の勢いで
始まる『恋していこう』のオープニングが滅茶苦茶格好いい。スタジオ録音とは別物のまさに
生き物。手直し一切なしなのも良い。ジャケットには酔いつぶれたジャック・キャサディの
写真が使われているが、ストーンズの「GET YER YA- YA'S OUT」のチャーリー・ワッツと同じくらい
素敵な写真だ。

もう1枚のライブ盤はエアプレインの終焉を捉えたもので、ここにはマーティ・バリンも
スペンサー・ドライデンもいない。パパ・ジョン・クリーチのヴァイオリンが新たな
聴きものであるが、後期の盤中心の選曲だけに先のライブ盤と比べると地味めに感じる。しかし
このライブ盤は、バンドは墜落したのではなく新たな地点へ向かうべく着地したことの証明だと
捉えれば大義のある盤だといえる。

4月18日
・ALECEU VALENCA & GERALDO AZEVEDO / QUADRAFONICO
・フラワー・メグ / ささやき・ためいき・もだえ

アルセウ・ヴァレンサとジェラルド・アゼヴェードの二人が組んだ盤は72年のリリース。
サイケ好きには堪らん仕掛けが沢山あるのだが、アレンジに関わったホジェリオ・ドゥプラの
功績大といったところか。ホジェリオの盤って何気にCD化が進んでないのが残念。

フラワー・メグの盤はベタな選曲のオン・パレードなのだが、歌の合間のメグの語りに
ドキっとさせられて面白い。メグについて川上宗薫が書いている文を読むと更にドキドキするのだ。

コメント
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