4月14日
・CLUSTER / CLUSTER Ⅱ
・AREA / CAUTION RADIATION AREA
非常事態宣言が出るまでの猛威を振るう新型ウィルス。まだ中国で流行っている程度の認識の
頃はくだらない冗談を言って笑っていたのだけど。
「なあ、なんで新型コロナって名前なん?コロナってもう作ってないやん。新型プリウスじゃ
あかんの?」
「へ?車の話ですか。なんですかね、今検索します。あ、コロナってギリシャ語で王冠を
意味するって書いてますよ。ウィルスが太陽みたいに見えるし王冠みたいにも見えますね。」
「なら、新型クラウンでええやん。」
昔からエボラとかチフスという名前と同じ程度にコロナの名前がつく特定感染症があるのは
知っていたけど、まさか現代に於いてこれほどの事態が起こるなんて思ってもみなかった。
様々な欲望が満たされない不満はあるけれど、なんとか自分をコントロールせねばと思う日々。
またぞろ聴いたことも無い言葉を幾つも耳にすることになるが、「クラスター」の解釈は
気に入らない。元々は「集団」、それも「特定の意思下の集団」を指す言葉でこれをバンドの名前に
するのは冴えていると思ったことさえある。今は誰もかれもがクラスターという言葉をを感染集団
或いは集団感染みたいに使うのが不快だ。KLUSTERより聴き易くなったCLUSTER。どっちも
好きだけど。自然の驚異は予測不能な処があるが人が作り出した物から生まれる脅威は、
予測できるものなら排除したい。
独逸VS伊太利亜。あぁ、サッカーが見たいぜ。(笑)
4月15日
・加川良 / 教訓
・なぎらけんいち / 万年床
テレビで綺麗な女優さんが『教訓』を歌っている動画が放送されたのを見て、不覚にもグっと
きてしまった。朝の番組で見たので仕事が終わって家に帰ってきて、久しぶりに加川良を聴く。
しみったれていると思うのは簡単だが、心の奥底に眠らせてある黒い部分やみっともない部分を
覗かれたような気がして身が引き締まる。酔っぱらってくると「『教訓Ⅱ』も聴きたい」なんて
ことを思いついて、なぎらけんいちまで引っ張り出してしまった。(笑)
4月16日
・THE THOMPSONS / I ' LL GET OVER IT
ソウル・ミュージックの再発で久しぶりに気になった、そして気に入った1枚。75年リリースの
彼らの唯一盤はコーラスが素晴らしいのは勿論なのだが、トラックの肝が随所で使われる
メロトロンであるというのが面白い。これはしばらくハマりそう。