HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

PARANOID

2016-11-18 21:21:16 | ROCK

こう見えて(どう見えて?)70年代のブラック・サバスのアルバムはそれなりに
所持している。大抵は80年頃に再発された日本盤の廉価LPであるのだが、実は
この時代のこの手の音楽の日本盤ライナーがけっこう好きである。(笑)

今と違って情報量は少ないので推測で書いた文章や誤った情報もあるが、それでも
内容が熱いのだ。つまり、レコードを買った人が聴きながら読むであろうライナーの
そこかしこから「貴方が手にした盤は凄いのだ、良い盤なのだ、格好いいのだ。」みたいな
気分が伝わってきて意味もなく盛り上がってしまう。

多分これは私が熱心に追いかけているバンドやジャンルでないから、面白く思えたり
納得したりしているだけなのかもしれない。事実、ほとんどのローリング・ストーンズの
再発LPや何やらに付いているライナーを面白く思ったことがほとんどないのだから。
サバスの熱心なファンが昔のLPに添付されたライナーを今読むと「つまらないライナーだ」
と思っても不思議ではない。

この温度差が私がLPで聴くことで満足し、幾多の再発CDを購入しなかった理由と言えば
そうなのだろう。しかし、今回は何故か掲載写真の4枚組CDを手にしてしまった。(笑)

       

「PARANOID SUPER DELUXE」と銘打たれ4枚組CDは71年リリースの「PARANOID」
73年にミックスされ74年にリリースされた同盤のQUAD MIX、そして70年の
ブリュッセルとモントルーでの演奏を捉えた2枚のライブ盤で構成される。

おそらく、この箱は熱心なファンからは中途半端と言われるかもしれない。09年に出た
3枚組DX盤(1枚はDVD-AUDIO)に収録されていたインストやオルタネイト集が
今回は未収録であること、70年10月3日のブリュッセル公演はTVプログラムとして
撮影されており、今回の登場が音声のみで映像の完全版が出なかったことがその理由で
ある。熱心にブートレグを集めなかった私にしてみれば、とりあえずはこれでも全然OK
なのだが、ブリュッセルの音を聴いて流石にこれは「70年のパリ」として通っている
日の音だと判ってしまった。

ブックレットは綺麗に作られてあり、各国のレコード・ジャケト写真も豊富。
それほど場所塞ぎにもならないので、ライブ盤とDVD-AUDIOではなく初CD化された
QUAD MIX目当てにこの箱を手にするのも一興である。

ところで、私はこう見えて(どう見えて?)70年代のホワイトスネイクのアルバムは
それなりに所持している。以下略・・・・・。次回には続かない。(笑)

コメント (4)
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