HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

I CALL THAT A BARGAIN

2015-02-13 21:52:40 | ROCK

THE BEST I EVER HAD . . . ではないけれど。

HMV ON LINEが、70%オフ・バーゲンをやっているので「どうせ大した物は
無いだろう。」と思いながらも、「それでもナンかないかなあ。」と探してみた。(笑)

他の人はどう捉えているかわからないが、HMVのバーゲンは曲者である。
大きな割引を掲げても、こっそり元値を普段より高く設定していることがあるように
思えてならないのだが、いかがだろう。まあ、これは値段設定が自由な輸入盤に限ることで
帯やリア・ジャケットとかに定価が印刷されているものは、ズバリその値段から
値引くので安心。当たり前か。(笑)

70%オフの前は50%オフをやっていて、大体はそこで根こそぎ売れてしまうのだろうが、
それでも売れない物(笑)もある。今回私がそんな澱みの中から掬いあげたのが掲載写真の
ブツ。CDではなくマイクロSDである。

かつて、フィッシュはハロウィンの日に、他のミュージシャンのアルバム全曲カバーという
遊び心満点の演奏を披露していた。例えば、94年には「THE BEATLES」95年には
「QUADOROPHENIA」96年には「REMAIN IN THE LIGHT」98年には「LOADED」と
いう具合に。これらは全てオフィシャルCDとして発売されていたが、私はビートルズと
ザ・フーのカバーを演奏した日はブートレグ(笑)で入手してしまった。
他にもハロウィンではないが、「THE DARK SIDE OF THE MOON」を演奏した日もある。

そんなフィッシュが09年のハロウィンに選んだのが、なんと「EXILE ON MAIN STREET」
であった。これはCDになったら買おうと思っていたのだが、フィッシュのサイトでも
CD販売は無く、ダウンロードとマイクロSDのみの販売であった。

ダウンロード販売に興味は無かったのとSDを送料をかけてまで買う気になれなかったので
今まで入手することがなかったのだが、今回のバーゲンで遂に我が家にやってきた。

ジャム・バンドに相応しく、気が付けば(気がつかなくても)自然に演奏は長尺になり
「EXILE ON MAIN ST.」を全曲演奏すると100分を超えてしまうではないか。(笑)
ボーカルがそれほど達者でないのは昔からわかっていたし、演奏もストーンズのようなものを
期待するわけではない。ただ私の大好きなアルバムを全曲演奏してくれるという、その
遊び心と男気に惹かれただけなのだから、何の文句もありません。

こういう企画でもないと、わざわざ『I JUST WANT TO SEE HIS FACE』をカバーする
こともないだろうしね。MADE IN CHINAという表記にはがっかりしたけれど。(笑)

1枚のアルバムをまるまる全てカバーするというのは大変なことである。
最近では、ミュージシャン達も過去に自分たちが残したアルバムを丸ごと1枚演奏する
という企画を売りにする傾向があるが、かつてリアル・タイムでそれを敢行した
ルー・リードやニール・ヤング、ザ・フーにピンク・フロイドといった連中の情熱に
思いを馳せる今宵である。

       
       
     



 

コメント
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