HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ROCK 'N' ROLL BAKA

2013-08-31 18:33:44 | 日本のロック・ポップス

昨日、何気に「最近はミランダ・リー・リチャーズって何やってんだろう。」なんて思いながら
YouTubeで映像を探していたら、また勢いがついちゃって(笑)どんどん映像をDVD化
し始めてしまった。キャンディーズとか桜田淳子とか、ジョン・スペンサー・ブルース・
エクスプロージョンとか。

日本のロックの面白そうなヤツがないかなと、検索の趣旨(笑)を変えると・・・。
ありました、ありました。73年9月に日本武道館で行われた「A ROCK」というコンサートの
映像が凄い。キャロル、ファニー・カンパニー、かまやつひろし、というだけでバッチリなのだが、
内田裕也&1815ロックンロール・バンドの演奏で、近田春夫の雄姿を見ることが
出来たのが嬉しかった。裕也さんは、例のフィルモアのTシャツでリトル・リチャード・メドレーを
歌う。この頃すでに、口に指をあてるポーズをやっていたのか。

続いて裕也さん絡みで79年12月にこれも日本武道館で行われた「ROCK 'N' ROLL
BAKA」と題されたコンサート。裕也さんメイン、裕也さん仕切りで日本武道館、しかも
テレビ朝日で放送されたのだから、テレビ局の制作側にも話のわかる面白い人が
当時はいたのだなあと思わずにはいられない。

ふたを開ければ、うがった見方だがゲストで登場する沢田研二とピンク・レディーのファンが
大挙押しかけたなんて図なのかもしれないが、彼や彼女の黄色い声援は強面の
勝新太郎にも届いたのであろう、特別ゲストの勝新は終始ご機嫌でステージを務めるのが
印象的であった。

この映像中、ストーンズの「ブラウン・シュガー」が2回演奏されるのだが、1度目はピンク・レディーの
二人と裕也さんがステージで踊りステップを踏む場面、もう1回はジュリーが日本語詞で
同曲を歌う場面。いやあ実に楽しい。お祭りでありながら裕也さんも自身の持ち歌で
重要曲である「ボブ・ディランは何を考えているか。」をバッチリとキメる。
画質なんて、どうでもいいです、しっかり保存しました。ネットにあげてくれた方に感謝だ。

昨日から酒を飲みながら何時間も、PCで遊んでいたらすっかり疲れてしまった。
昼寝から目覚めて再びPCを立ち上げると、裕也さんのCD再発のニュースがあるではないか。

     

73年にリリースされた「ロックンロール・カーニバル」はアルバム単位では初CD化。
ファニーカンパニーの演奏曲はCD化されていたが、アルバムとしてのCD化は嬉しい。
「ロックンロール放送局」は再CD化だが、このジャケットで再発されるのだろうか。
紙ジャケではないが、アナログでのオリジナル初回発売時のジャケット・デザインになると
インフォメーションにあるので、コレも嬉しい。

残念なのはワーナー・ミュージック・ダイレクトとタワーのみの扱いであること。
       それでも「A DOG RUNS」が
市場に存在するというのは大事なことだ。そういえば、ずっと昔であるが私は「ロック
バカ一代」を標榜していた。勿論、自分自身に対する誉め言葉として。
裕也さんに面と向かって「ロックンロール・バカ」とは言えないが、これも誉め言葉。
今回の再発は日本中の「男どアホウ・ロックンロール」達が待ち望んでいたのでは
ないだろうか。

会社が違うとはいえ、もういいかげん「HOLLYWOOD」もCD化してほしいものだ。

コメント
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