10月10日、文字通りソウル界の巨匠ソロモン・バークが公演先のオランダに到着した飛行機の中で
亡くなった。ソロモン・バークのHPでは、「natural causes」と発表されている。勝手な推測は下衆の勘ぐりになるが
あの巨体なので、体の様々な箇所にかかる負担というのは普通の体型の人とは違ったであろう。
ソロモン・バークを聴くきっかけは、勿論ローリング・ストーンズである。ストーンズ(ミック・ジャガー)の
好みは圧倒的にテンプスなのだが、初期にはソロモン・バークの曲(持ち歌)を多くカバーしていることは
特筆すべきだろう。掲載写真は65年にリリースされた『THE BEST OF SOLOMON BURKE』。これ1枚で
「CRY TO ME」、「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE」「IF YOU NEED ME」を聴くことができる。
ストーンズがカバーした中では「CRY TO ME」の出来が秀逸で、単純に最初にカバーした「IF YOU NEED ME」から
1年後なので咀嚼力に幅が出来たからかもしれない。
「IF YOU NEED ME」は英国ではEP盤『5×5』に収録されたのだが、米国では2枚目のアルバム『12×5』に
収録され、そこから3作続けてソロモン・バークの持ち歌を収録したことからも、初期のミック・ジャガーの
目指したところの一端が伺える。
「IF YOU NEED ME」はウィルスン・ピケットがオリジナルでソロモン・バークがカバーし、後者の方が通りがいい
曲となった。「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE」はソロモン・バークがオリジナルで、後にウィルスン・
ピケットがヒットさせる。このあたりの関係は実に面白く両者がいかにお互いを認めていたかが、よくわかる。
ウィルスン・ピケットは「EVERYBODY NEEDS・・・」のカバーのイントロで『俺の友達、ソロモン・バークの
メッセージだ』と口上をのせるのだが、ここは今聴くとグッとくるものがある。
享年70歳。まだまだ若いはずだったが、今頃はウィルスン・ピケットと再会しているかもしれない。
R.I.P.
亡くなった。ソロモン・バークのHPでは、「natural causes」と発表されている。勝手な推測は下衆の勘ぐりになるが
あの巨体なので、体の様々な箇所にかかる負担というのは普通の体型の人とは違ったであろう。
ソロモン・バークを聴くきっかけは、勿論ローリング・ストーンズである。ストーンズ(ミック・ジャガー)の
好みは圧倒的にテンプスなのだが、初期にはソロモン・バークの曲(持ち歌)を多くカバーしていることは
特筆すべきだろう。掲載写真は65年にリリースされた『THE BEST OF SOLOMON BURKE』。これ1枚で
「CRY TO ME」、「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE」「IF YOU NEED ME」を聴くことができる。
ストーンズがカバーした中では「CRY TO ME」の出来が秀逸で、単純に最初にカバーした「IF YOU NEED ME」から
1年後なので咀嚼力に幅が出来たからかもしれない。
「IF YOU NEED ME」は英国ではEP盤『5×5』に収録されたのだが、米国では2枚目のアルバム『12×5』に
収録され、そこから3作続けてソロモン・バークの持ち歌を収録したことからも、初期のミック・ジャガーの
目指したところの一端が伺える。
「IF YOU NEED ME」はウィルスン・ピケットがオリジナルでソロモン・バークがカバーし、後者の方が通りがいい
曲となった。「EVERYBODY NEEDS SOMEBODY TO LOVE」はソロモン・バークがオリジナルで、後にウィルスン・
ピケットがヒットさせる。このあたりの関係は実に面白く両者がいかにお互いを認めていたかが、よくわかる。
ウィルスン・ピケットは「EVERYBODY NEEDS・・・」のカバーのイントロで『俺の友達、ソロモン・バークの
メッセージだ』と口上をのせるのだが、ここは今聴くとグッとくるものがある。
享年70歳。まだまだ若いはずだったが、今頃はウィルスン・ピケットと再会しているかもしれない。
R.I.P.