HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

プログレ完全復活・・・・ん?(笑)

2010-03-16 21:17:23 | ROCK
さて、昨日の続きである。

ロック喫茶でプログレの何たるか(笑)を会得した一行は、東寺に入っていく。
実は私は1回しか東寺に行ったことが無い。バスやタクシーで何度も前を通っているので
なんとなく知った気になっているが、中にある仏像すら見たことが無いのだ。
通りかかると、たまたま市をやっていたので、ひやかしたというのが本当のところ。
いかんいかん。

東寺では観客無しの状態でステージが組まれ、公募で選ばれたプログレさんがローリーと
一緒に演奏したのだが、ステージも照明もそれなりに金がかかっている感じで
決してやっつけ仕事でなかったのが、逆に笑いを誘う。演奏に特に興味は無いのだが
私は楽しく笑わせていただいた。

バンドのメンバーの一人が「バンドをやっているとモテるでしょう。」という問いに
「全然そんなことない。」と答えるのだが、果たしてこれはプログレさんだからだろうか?。
いやいや、そんなことは無い。若かりし頃のジョン・ウェットンさんはかなり
モテたはずだし。(笑)まあ、こればっかりは個人の資質というヤツだろう。
で、プログレは復活したのか?。
見事に復活しました。5分ほどの間、誰にも迷惑をかけることなく・・・。

掲載写真はセルジュ・ゲンスブールが77年にリリースした「くたばれキャベツ野郎」。
音楽之友社が99年に出したムック本「ヤング・パ-ソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシブ・
ロック」に掲載された500枚のアルバムの中の1枚でもある。
これを聴いて「どこがプログレ?」と、シンフォ系プログレが好きな人は言うだろうが、
もしこれがプログレなら、「プログレ」は更に延命したであろうことは間違いない。
いや、この「音」そのものより、ゲンスブール自身が言葉本来の意味で進化する人だったの
だから。

面白いことに、2009年にリットーミュージックが出した「レア・グルーヴ・ディスク・
ガイド」の中では選ばれた860枚のアルバムの中にゲンスブールの「メロディ・ネルスンの
物語」が含まれている。プログレの枠で語られ、一方ではレア・グルーヴの枠で語られる。
こんな人はいないだろう。

二日に渡ってお送りしたプログレ復活祭りはこれにて終了なのだが、昨日に引き続き
ゲンスブールを取り上げたかっただけじゃないのか、という誹りは却下します。(笑)
コメント (2)
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