HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

ALTAMONT FREE CONCERT 1969

2009-12-23 11:54:04 | ROCK
ストーンズ祭りは密かに(笑)開催されていて、個人的には大盛り上がり。
映画「GIMMIE SHELTER」のDVDに添付されたブックレットを読むだけでも、
考えさせられる。ヘルズ・エンジェルズに起因すると考えられる、数々の
トラブルも立場が違えば全く言い分が違うし、オルタモント・スピードウェイで
フリー・コンサートを開催するまでの経緯を振り返ると、もっと話さなければ
ならない人間がいるはず、とも思う。40周年のウッドストックは華々しく
振り返っても、オルタモントのことは話してくれないのかなぁ、マイケル・
ラングは・・・。ストーンズ・サイドの新たなコメントは当然ながら無い。
今現在、見聴き出来ることが真実でそれ以上でも以下でもないということ
なのだろう。

掲載写真は69年12月6日、オルタモント・スピードウェイで何があったかを
より詳しく知ることができる3枚のCDと1枚のDVD-Rで構成された
ブートレグ。久しぶりに猛烈に欲しいと思ったブツである。(笑)
ストーンズのオルタモントでの演奏を収録したブートレグで、私が
所持していたのは「ALTAMONT」という1枚物のLPであった。赤のカラー・
ヴィニールで、もうこの時点で「BROWN SUGAR」を演奏しているのが驚き
であった。そのブートは今のマンションに引っ越す際に処分してしまい、後から
ちょっと後悔したのだが、今回のブートレグがあれば当分O.K.である。

当日のストーンズの演奏が、バランスの悪いサウンドボードであるが全て
聴くことが出来るし、オープニング・アクトで登場したサンタナ、
ジェファースン・エアプレイン、フライング・ブリトーズ、CSN&Yの演奏も
完全でないが聴くことが出来るのが快挙だ。フライング・ブリトーズの
演奏を4曲聴くことができるというのが、どれほどの価値があることか。
全く素晴らしブツである。付属のDVD-Rはコンサート2日後に放送された
ドキュメントが秀逸で、オルタモントでは4人の死者が出たと言われるが
メレディス・ハンター以外の3人の死因を知ることが出来た。
また、時間は短く画質は劣るがストーンズとCSN&Yのステージを
映した8ミリも見ることができる。当日のステージは観客がギリギリの所まで
押し寄せていたので、映画で見ることが出来る映像はバンドをステージ横や
後ろから捉えたものがほとんどだが、この8ミリのフイルムはミックを
正面から捉えており、客席から撮られたことがよくわかる。
ロック映像史の最重要フィルム「GIMMIE SHELTER」を補完する意味合いで
手にする価値が大のブートレグであるので、興味のある方は探してみて
ください。

ところで『69年はロック史上、最重要の年』だって?。冗談でしょ。
69 ANNEE EROTIQUE .
69年はエロな年なんだよ。(笑)



コメント (2)
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