HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH 100 WOMEN - 32

2009-12-21 21:06:02 | ROCK

ヴァネッサ・パラディの名前は、セルジュ・ゲンスブールが手掛けた
最後のロリータとして私の前に現れた。もっとも彼女には、それ以前に
ヒット曲があったのだが、私にとっては90年という時代だと、
アイドルを追いかけるわけもなく、ゲンスブールの名前でも出てこないと
アンテナに引っかからないわけで。で、女優もやっているというので
「白い婚礼」という映画をビデオで見たのだが、これがなかなか辛くて。(笑)

で、もう何の興味も無くなりかけたころ、レニー・クラヴィッツと
組んだというので再び驚いた。93年頃のレニーは大ブレイクを果たした後
だったのと、あのアナログというか懐古趣味的な音がヴァネッサと、どう
絡むのかという興味があった。実際レニーが書いた曲は、古き良きブリル・
ビルディングの時代を想起させ、この組み合わせは両者に吉と出たように思う。

それにしても何で「僕は待ち人」を取り上げたのだろう。
同じV.U.の曲を女の子が歌うなら思わせぶりな「宿命の女」や、可愛らしい
「I'LL BE YOUR MIRROR」があるのに。V.U.は紛れも無くアメリカのバンド
なのに欧州の退廃を感じさせる。フランス人のヴァネッサなら「ALL TOMORROW'S
PARTY」も似合うだろう。なのに・・・。
ヴァネッサが歌うとホモのジャンキーではなく、性的好奇心の強い若い女の子の
歌のようにも感じられるのが聴きどころと言えば聴きどころではある。
そう、プロデューサーが狙ったのはソコかも知れない。

掲載写真は94年にリリースされたライブ盤。ライブではヴァネッサの
ブレスが生々しく、今回のV.U.カバー集ではここでの「僕は待ち人」を
使った。ゲンスブールの曲とレニーの曲のバランスも良いし、ストーンズ者には
「AS TEARS GOBY」のカバーもある。
後にジョニー・デップとの間に子供を設けているが、まだ結婚はしてないの
かな?。いやいや、どうでもいい話です。(笑)
そんな彼女は明日が誕生日。もう37歳か・・・。

コメント (4)
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