HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE BAND OF TODAY

2009-11-11 16:45:45 | ROCK
昨日は浜松のロック・バー、LUCREZIAでオンリー・ワンズを見てきた。
百戦錬磨というか、ライブ叩き上げというか、何しろ素敵なライブだった。
LUCREZIAはそれほど大きなハコでは無いが、仮初めにもロック・バンドを
名乗れば出す音の大きさは、それなりの破壊力を持って会場を支配する。
ドラムスを軸に2台のギターとベースの音圧は素晴らしく、それにも増して
ボーカルがレコードの声と同じように、何の澱みも無く響き渡ったのは
ちょっとした感動であった。バンドの音作りの上手さを思い知ると
同時に当日のミキサーである店長の青木さんにも拍手、である。

ライブは1時間ほどでセット終了、アンコールになるのだが
ここからが長かった。(笑)永遠の名曲「MILES FROM NOWHERE」を
演った後は怒涛のリクエスト大会。出来ない曲は速やかにパス、
出来る曲をどんどんこなし、次のリクエストを要求。
ちょっとばかり曲の構成や尺が短くても、もともとオンリー・ワンズの
曲は短い尺の曲が多いし、何よりリクエストでステージが進行するというのが
面白く叩き上げのライブ・バンドの面目躍如である。
気が付けば、あっという間の2時間だった。
「NEW SONG」も2曲披露され、まさかの新譜への期待も高まる。

意外と言ってしまえば失礼極まりないのだが、ライブ終了後のメンバーは
皆気さくで、おそくまでバーにたむろしていたファンと語らい、
サインにも応じていた。私は1STのリマスターCDの中の写真に
サインを貰おうとピーターにお願いしたら、ひとしきり全ての写真を
見て、全然違う写真の余白にサインを書いてくれた。
ちょっと、まて。この写真だと他の3人がサインを書く余白が無い。(笑)
で、お礼を言って作戦変更。私が指定する写真にマイク、ジョン、アランの
順にサインを貰い再度ピーターのところへ。
自分の顔に字がかかっても平気なジョンさんにも笑ったが、こちらの
勝手な想像を覆す位置に自分が書きたいことを全部書く、ピーターさんの
強引さにも笑った。マイクさんもアランさんも皆いい人たちだったのが
ライブの感動の余韻を更に増幅させる夜であった。
即席サイン会が終わった後、ボブ・ディランが流れる店内のスピーカーに
体を近づけ、一緒に口ずさんでいたピーターの姿は一生忘れない。

当日はいろいろ大変だったであろう、青木さんとわっちさん、
ライブをセッティングしたよしのさん、改めてお疲れ様でした。
LUCREZIA、なんて愛らしい場所なんだろう。また行きます。
コメント (8)
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