HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LET IT LOOSE

2009-11-04 19:25:08 | ROCK
一時は活動を停止していたものの、また動き始めたフィッシュ。
特にファンでもないのだが、それでもハロウィンのライブは気になる。
御存じのように、この日はセットの中盤に所謂ロックの名盤を丸ごと
カバーするからで、過去には「LOADED」「QUADROPHENIA」「THE BEATLES」
「THE DARK SIDE OF THE MOON」といったところを演奏しファンを沸かせている。
大して上手いというわけでもないが、本家ではありえないアルバム全曲
演奏をライブで聴くことができれば、盛り上がるというものだ。
「REMAIN IN LIGHT」を演ったという話も聞いたが、私は未聴。

で、今年のハロウィン・ライブでは、なんと「EXILE ON MIN ST」を
演奏したというではないか!。となると意地悪な私の興味は「JUST WANNA
SEE HIS FACE」をどんな感じで演奏したのだろうかという所に向かうのだが
まあ、「REVOLUTION NO.9」を再現した人たちなので軽くクリアしたに
違いない。(笑)

フィッシュより遡ること20数年、「EXILE ON MAIN ST」を丸ごとカバーした
のが、プッシー・ガロアだ。1986年にもなって、よりによって
カセット・テープでのリリース。知った時には何処にもそんな物は売って
いなかったのだが、後にLPでリリースされたものを入手。
プッシー・ガロアは、今でこそジョン・スペンサーが在籍したバンドということで
バンド存命当時より名前は知れ渡ったかもしれないが、攻撃的なノイズを
振りまくその存在はマイナーそのものだったように記憶する。
メンバーがドラッグの罠に落ちていく中で、結局一番醒めていた
ジョン・スペンサーが2009年の今でも最高のロックを生み出している
というのが現実である。

このカバー・アルバム、ストーンズ・ファンを自認する人達の評判は
極めて悪かった。
「下手くそ」と訳知り顔で言うのだが、私は痛快そのものだったのだけど。
「EXILE ON MAIN ST」は私の中では、生涯NO.2のレコードで、ストーンズの
中では勿論不動の1位を占める。そんな凄盤に対抗するには、ここで
聴けるような徹底した破壊と再構築しかないのだから。
リマスターして、どれだけ音が良くなっただの、英国原盤と比べてどうだの
そんなことにばかりに熱心な人の耳元で大音量でコイツを鳴らしたい欲望に
かられるのは、おかしいか?。
どうやったら、こんな音で録音できるのかを逆に知りたいくらいだ。

私が歓び勇んで買ったLPは、なんと1枚もので「EXILE ONMAIN ST」の
1面と3面で構成されていた。(笑)まあ、音は全て所持しているので良しと
しているのだが、数年前の再発CDを持っている人は大切にしてください。
コメント (4)
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