HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

JOHN PEEL'S DANDELION RECORDS

2009-01-20 20:36:42 | ROCK
以前、ダンデライオン・レーベルのシングルを集めた3枚組CDを
取り上げたことがある。特にロック史に燦然と輝くビッグ・ネームを
排出したわけではないが、何故か愛着が湧くレーベルである。
レーベル・ロゴが名前そのままにタンポポを模ったものであるのが可愛らしいし
まあ実際に道端や野原に咲くタンポポは愛らしいものだから、それだけで
得をしているのかもしれない。

掲載写真はダンデライオンに所属したアーティストのインタビューと
近年のライブでレーベルの歴史と意義を振り返るという趣旨のDVD。
最初に発売のアナウンスをネットで見たときから、気になっていたことが
あったのだがその懸念は実物のDVDを見てみると、残念ながら予想通りの
結果であった。

「1枚のDVDに6時間も映像を詰め込むとなると、画質は期待できないな」
というのは誰しも思うことだろう。実際このDVDの収録時間は6時間で
画質は今時のDVDではありえないものだ。2枚組とかにすると価格が
高くなり、売りにくくなるのは理解できるが、ダンデライオンなんて
レーベルに興味を持つ人はそれが2枚組とかになっても、きっと購入すると
思うのだけどなあ。

近年のケヴィン・コインやジョン・フィドラー(メディスン・ヘッド)の
演奏をそれぞれ1時間半収録したDVDが単体で発売されたら、きっと
買わないだろう。勿論彼らが70年代に残したアルバムは今でも熱心に
聴いているけれど、それとこれは別だ。ダンデライオンというレーベルを
俯瞰するDVDに収録されているから価値があると思うのは、私が
熱心なファンでない証左かもしれないけれど。
今回の本当の購入目当てはブリジット・セント・ジョンのライブ。
インタビューを含めて収録時間は30分ほどで演奏時間自体は15分弱
くらいしかない。ちょっと残念。

字幕も何も無いのが画質の低さに追い討ちをかけて辛いところだが
時間をかけてゆっくり見ていきたいと思う。ジャケット裏にはなんと第二段も
構想中ということが記されているが、次回はもうちょっと丁寧な
作業をしてくれることに期待したい。
コメント
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