HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

MARY HOPKIN / RECOLLECTIONS

2009-01-17 20:27:43 | ROCK
メリー・ホプキンの自主制作盤がまたまた登場。2007年の「Valentine」
に続いて昨年末に発売されたのが掲載写真の「Recollections」。
今回も70年代から80年代にかけてレコーディングしたものを
集めたものだが、マスタリングのせいか違和感なく聴くことができる。

今回もカバー中心で自作曲は2曲のみ。ジム・クローチやブルース・
コバーンらの曲を取り上げている中で、今回の私的ベスト・セレクションは
クライヴ・パーマー作の「A LEAF MUST FALL」。フェイマス・ジャグ・バンドの
アルバム収録曲で、メリーとトニー・ヴィスコンティの二人だけでの録音。
シンプルなギターとウッド・ベースに、幾重にも重ねられたメリーの声が
効果的に絡み、思わず耳を澄ましてしまう。
メリー自身によるライナーには「お楽しみ」が書いてあって、早くも
次の「アーカイブ」の製作が予定されているとか。同時にそれが蔵出しの
最後になることも書かれてあって、次作を待つ楽しみが出来たと同時に
次で最後かという複雑な気持ちになるのだが、とりあえず今はこの盤を
楽しみたい。

ネットでは同時に「クリスマス・ソングス」もリリースされた。
72年にリーガル・ゾノフォンからリリースされた2曲と、2006年作の
「Snowed Under」の3曲収録。「Snowed Under」はそれまではダウンロード・
オンリーでの発表だったので、最も新しいメリーの声をCDで聴くことが
できるようになったのは嬉しい。どうせなら「Recollections」と同時購入
したほうがいいのは言うまでも無い。
コメント (2)
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