HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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追憶のブートレグ61.ACT32 / GENESIS

2008-09-24 21:13:01 | ROCK
ブートレグにもブランド人気というのはあって、昔なら「T.M.O.Q.」や
「T.S.P.」というと、何となく「買ってみようかな」という気にさせる
レーベルの筆頭だったと思う。
今では日本がブートレグ生産国であるのを承知しているのであるが、
そう考えるとE.Cで有名なあの名前やツェッペリンのそれは、もっともらしく
英語表記のレーベルだけど、何に由来しているのだろう。
意外と人名だったら大笑いなのだけど。

CD時代になってプログレのブートレグの一時代を築いたレーベルに
「HIGHLAND」がある。取り扱ったバンドは多岐に及ぶし、ジャケットも
綺麗な写真やバンドのオリジナル・アルバムを彷彿させるデザインで
人気は高かった。しかしながら次々に新しいレーベルが出来て、いつもながら
後発の方が音が良いだの、収録時間が長いだので今では過去の遺物と
なってしまったように感じる。
「AYANAMI」だの「SIRENE」だのというレーベルのネーミングは何となく
プログレさんに相応しく笑ってしまった。そのうち「Clarice」という名前の
レーベルが出来ると踏んでいるが、如何だろう?(笑)

掲載写真はジェネシスの「眩惑のブロードウェイ」のデモを集めた2枚組の
ブートレグ。2枚組というヘビー級の量であるのに加え難解なオリジナル・
アルバムを楽しんだ人向けであるのは言うまでもない。
当たり前だが、オフィシャル盤の出来には遠く及ばないものの、バンドで
演奏しているバージョンをアルバムと同じ曲順で(曲によっては数テイク)
並べているので聴きやすい。もっともテイクを続けられても、私のような
凡庸な聴き手には、どこが違うのかなかなか気がつかなかったりするのだが。(笑)
この時期のライブが聴きたくて余り音の良くないブツを何枚も買ったことが
あるが、このデモ集が出たのとそれほど変わりない時期に(どっちが先かは
忘れた)オフィシャル4枚組「GENESIS ARCHIVE1967-75」がリリースされ、
CD2枚に亘って「眩惑のブロードウェイ」のライブを聴くことが出来た時は
嬉しかったものだ。

もうすぐジェネシスの70年から75年までのアルバムをSACDとDVDで
収録したボックスが出る。映像も多く収録されるようだが、数々の不気味な
写真で見る事が出来た「眩惑のブロードウェイ」の映像が少しでも
多く収録されているといいのだけど・・・。
コメント (2)
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