活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

マーシー法、成立なるか。

2018-04-01 22:38:22 | Weblog
スマホのカメラで撮影時にシャッター音が鳴るのは日本と韓国だけ(あとカンボジアらしい)なのはご存知の通り。
これは盗撮防止のためなのですが、日本では業界の自主規制であり、法的な根拠があるわけではありません。
そして、その自主規制のきっかけとなったのは、2000年のあの事件であることもよく知られているところです。
一方、お隣の韓国では、カメラ付き携帯電話は65デシベル以上の撮影音が出るよう行政が指導しているとのこと。
確かにバカでかいシャッター音は、そのまま使う分には盗撮の意欲をそぐかも知れませんが、
・静かな場所では、写真を撮るのが憚られる(美術館、音楽会、レストラン、寝てる子、ペットetc)
・普通に無音化のアプリが出回っている。
・盗撮には動画が使われることが多い。
と、デメリットが大きい上に、予防効果が低いと言う意見も一部に聞かれます。

とにもかくにも、世界の中で、これはあまりにガラパゴスな規制では?と、思われていたのですが、あにはからんや、あねはかるや。
リベラルを字で行く一見民主党の辻本議員から、「日本も韓国に倣ってスマホのシャッター音を法規制すべし」との提案があり、議員立法の機運が高まっています。
この提案では、無音化アプリは非合法とされ、ダウンロードは罰則付きの違法行為とされています。また、動画撮影時も通奏音(ピー音)が鳴ることを義務付けており、世界の中でも一歩進んだ規制と言えるでしょう。
きっかけとなった芸能人も賛同の意を表しており、“日本版マーシー法”として法制化が期待されています。

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