活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

一眼レフの最後。

2010-09-05 07:04:28 | Weblog
SONY α560とα580が最後の一眼レフに?
ソニースエーデンの製品責任者が“伝統的”一眼レフはα560/580が最後になるという発言をしているそうです。
Q: Then the A560 and A580 might be the last models of your older, traditional segment?
A: I can agree to that, yes. That is correct.

・・・誘導尋問みたいだけど。

ジャンルの王者であった一眼レフが、今や確実にミラーレスに追い上げられていることは確か。
軽量小型とかライブビューとか連写とか使う側のメリットもそうだけど、製造のノウハウや技術の自由度、コスト面等から作る側のメリットも大きいでしょう。
しかし、それ(スチール)以上に「動画」ですね、ポイントは。
Youtubeに掲載されたα55で撮影された動画を観るに、デジタル一眼で撮影したとは思えないような高速かつスムーズな合焦性能。スゴイの一言です。
元祖ペリクルミラーで、EOSムービーが売りのキヤノンなどは、すぐ対抗してきそうに思われます。

一方、“伝統的”一眼レフの方はもうこれ以上の機能面での向上は望めないように思います。高画素化も行き着いているし。
今後は光学ファインダーの見えの良さだけで細々と生き残る存在になるような気がします。
レンジファインダーカメラが主役だったのが30年間程度なのを考えると、この50年間隆盛を誇った一眼レフもそろそろということなんでしょうか。

銀塩→デジタルや一眼レフ→別のものへの過渡期に時代的に立ち会えるなんてラッキー、なのかも。