自分のブログに、Gooメールで1年前の記事が送られてくるんだけど、9月1日に送られてきた自分の昨年の記事を見てみたら「デラミ」(デラミネーション=層間剥離)について書かれてあった。
「そういえばそんなことを書いたな~」と思い出したけど「昨年あたりは仕事をしながら、結構新しい言葉を覚えたりしていたもんだ。それに比べるとこのごろは何にも進歩がないような・・・」と、ちょっと反省した。
「しかし、あんまり新しい物事や語句に出くわさないんだもの、進歩がなくても仕方がない」と思って、デラミの記事をスルーした。
さて、今日仕事をしていると「コンタミ」なんて言葉が出てきたのだ。文の内容はすっかり忘れてしまったのだが、何かがどうこうすると「コンタミをまねく」ということで、これもまたよくない事が起こるようだった。そこで辞書で簡単に調べてみると「コンタミ」は「コンタミネーション」の略で「汚染」という意味だった。
「ああそうか、なんでも“ネーション”を省くのか。デラミとかコンタミとかね」と思って、ちょっと面白かった。
帰宅してから、もう少し詳しく調べてみた。
「コンタミ」=「コンタミネーション」(contamination)は、元々は化学実験で他の物質が混じったり、汚染されたりすることに使われたが、製造業でも使われ「異物混入」や「異物混入のあった製品」の事を言うそうだ。主原料とは異なった物質(不純物)が混入することは「汚染」と言える。コンタミがないように管理することを「コンタミネーションコントロール」というそうだ。
製造過程では、周囲の空気・ガス・水・溶液や機械の接触部などに不純物が存在し、それが混入する可能性がある。不純物には、塵埃・加工屑・薬剤・汚染物質・微生物などいろいろなものがある。また、製造装置や配管の内部、機械の稼働部などが摩耗したり破損したりしてしまうこともある。
そのようなものが、製品に付着したり混ざったり解けたりすると、商品の価値が下がるばかりでなく、不良品となってしまう。
ところで、今日ちょうど明治の飲むヨーグルトに異物が混入したというニュースをやっていて、「もしかしてこれも“コンタミ”?」と思った。
ニュースの概要は、
明治の飲むヨーグルト「R-1」「LG21」の3商品に、製造装置のゴムパッキンが摩耗して混入した。
茨城県の守谷工場で、4日の生産終了後に機械の点検をし、5日未明に異物の混入が判明。5日夕から回収を始めた。回収本数は100万本。混入したゴムは0.1mmの微細なもので、健康被害は出ていない。
そんな小さなものだったら、きっと知らずに飲んでしまうだろうが、そのままお尻から排出されるかな?それにしても100万本回収なんて大変なことだ。
乳製品への異物混入といえば、つい最近(7月)には、キリ・クリームチーズに5mmの金属片が混入していたとして、輸入販売している伊藤ハムで6万個回収したというニュースがあったばかりだ。あれは、フランスのフロマジェリーベル社というところで製造したもので、やはり製造機械の一部が破損したそうだ。
こちらは、金属片だし、噛んで食べるものだから口の中を怪我する可能性もあり怖いが、幸い食べた人に事故があったというニュースはなかったようだ。
このような、食品の製造工場はかなり神経を使うだろうな。