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山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

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“撓む”と“撓る”

2008-02-15 21:03:13 | 未分類過去
「撓む」
この仕事を始めてから、初めてこの字に出会ったときは、読めなかった。それで、漢和辞典を引いたところ、「たわむ」って読むことがわかった。

その後、何度かこの「撓む」に出会うようになった。
機械や装置・製品などの部品が「撓まないようにする」あるいは「撓んでも悪影響がないようにする」というのは、誤差や故障をなくすための重要な製造技術なわけなんだ。
だから、時々文中に出てくるわけです。

ところで、今日初めて出会ったのは
「撓る」だった。
たわ-る・・・じゃ変だぞ!でも、この字は確かに「たわむ」だったぞ???
そこで、机の引き出しから漢和辞典を引っぱり出し、調べてみたのですが、のっていません。おかしいなあ~

それでね、パソコンで「撓む」を入れて「む」を削除し、「る」を打ち、「撓る」としたところで、それを逆に変換してみました。
そうしたら「しなる」って出てきたのよ。
それで、確認のために「しなる」を変換すると「撓る」がでてきました。
へえ~、「しなる」って読むのか。

ところで、「たわむ」と「しなる」が同じ漢字ということは、意味も同じなんでしょうか?
goo辞書で調べてみました。

たわむ
=(1)固い棒状・板状のものが、加えられた強い力によってそり曲がった形になる。しなう。
「雪の重みで枝が―・む」「棚が―・む」
(2)心が屈する。疲れる。たゆむ。
「いもうとの心は―・む所なく、まめだちたれば/源氏(空蝉)」

しなる
=「しなう」の転。
「枝が―・る」

しなう
=〔「しなやか」の「しな」と同源〕
(1)弾力があって、力を受けたとき折れずにしなやかに曲がる。たわむ。しなる。
「実がいっぱいなって枝が―・う」
(2)逆らわずに、物に従う。順応する。
「水に―・うて渡せや渡せ/平家 4」
(3)しなやかに美しい姿である。
「うち―・ひ寄りてそ妹はたはれてありける/万葉 1738」

「しなる」は正しくは「しなう」らしい。
そして、似てはいるけど、ちょっと微妙に意味が違うように思う。
「たわむ」は力が加えられてそりまがったりすることだが、「しなる」のほうは、同じように曲がっても、しなやかに元の状態に戻る意味が強いように感じる。
「しなる」のほうが「たわむ」より、ちょっといい意味に使われるかな?

それにしても、日本語も漢字も難しいな~

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