「寺子屋」を住大夫の義太夫のCDで予習、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」はTV録画で予習して臨んだ千穐楽夜の部。
しかしながら公演最後の1週間に出る舞台写真つきの筋書は昼の部で売り切れたと聞いてガックリ。歌舞伎会の割引券を用意して買う気十分だったのにヤケだ、買うのはとりやめだ~。
それぞれについてはしっかり書くつもりだが、その2つの大きな演目に挟まれた15分くらいの短い舞踊作品「粟餅」については書いてしまおう。
【粟餅(あわもち)】
概要は公式サイトより引用。
「江戸時代、曲搗きで知られた粟餅売りの風俗を写した常磐津舞踊。
威勢よく現れたのは、二人組の粟餅売りの杵造(三津五郎)と臼造(橋之助)。搗きたての粟餅をちぎっては、粉が入った鉢に投げ入れる曲搗きを見せたり、交互に六歌仙を演じ分けたりと、きびきび軽やかに踊ります。」
粟餅売りは餅つきの後、「表:粟餅、裏:あハ餅」と書かれた団扇を使ったりしながら六歌仙や田舎踊りを踊る。またある部分では同じことを書いた素材が違っている団扇太鼓にを叩いての踊りとなる。三津五郎と橋之助は一緒に踊ったり、それぞれが一人で踊ったりと短時間ながら変化が面白い。
渡辺保氏の「日本の舞踊」を読んで、舞踊を観る醍醐味は踊り手の身体の声を聞くことということがわかった。三津五郎の身体の動きは柔らかく、橋之助の踊りはキビキビしているが固い感じ。七代目三津五郎の身体からは声が聞こえたそうなので、当代はどうだろうという視点で見ていた。そんな目で見ているといつかきっと聞こえてきそうな気がした。
今はとりあえず、このくらいの長さの舞踊だと眠気に襲われないようになったというだけ進歩したと思う。
観劇前には木挽堂書店で中村雅楽シリーズの最終巻も購入。年の瀬のご挨拶もさせていただいた。また、千穐楽だけに多くの観劇ブログのお仲間のお顔を見ることができた。今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします(^O^)/
写真は歌舞伎座正面の千穐楽の幕。
12/09昼の部①「信濃路紅葉鬼揃」
12/09昼の部②「鎌倉三代記」
12/09昼の部③勘三郎の「筆幸」
12/26千穐楽夜の部②「寺子屋」
12/26千穐楽夜の部③「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
左右の書き割りに各々の紋とかが書かれていて面白かったです。
文楽、かなり面白かったようですね。いつもの前にはたっぷり、見どころがあって、楽しめましたね。観たかったなあ~
「粟餅」の書割まではよく見ていませんでした。「寺子屋」でまずエネルギーを使ってしまったもんですから(^^ゞでも三津五郎さんの身体の動きの柔らかさに感心しながら観てました。奴道成寺、NHK古典芸能鑑賞会、今回とどんどん三津五郎さんの踊りにハマっていってます(^^ゞ
猫カレンダーは風呂猫スタジオか、板東寛司で検索するとネットでも購入できます。お近くなら1割引きで私が購入するのですが。御姉妹のところにお持ちしましょうか。私も又、注文するか迷ってます。ポストカード作りましたが送りましょうか。
>「アイーダ」......エルトン・ジョン&ティム・ライス「アイーダ・ブロードウェイ・ミュージカル版」のCDは買ったのですが、劇団四季版の舞台を観ないまま過ごしています。大阪→京都→福岡→名古屋と上演してきたのですよね。東京ではまだだと思うのですが、東京での上演があったら一回は観たいと思ってます。
風呂猫さんは年末年始のお休みに入っていますね。なんていうカレンダーに載っているのでしたっけ。私のブログの「雑巾ダイアリー」のyukariさんのおうちのトイプードルの兄弟も犬カレンダーに載ったようです。我が家はハムスターを飼っただけで大変だった家なので難しいですねぇ(^^ゞ
ポストカードの件はメールさせていただきました。よろしくお願いしますm(_ _)m