ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

2016/12/26 歌舞伎座十二月大歌舞伎千穐楽第3部を観劇

2017-01-07 00:12:23 | 観劇
 歌舞伎座十二月大歌舞伎千穐楽第3部を観劇して少し書いたものがあるので記事アップさせていただく。

 歌舞伎座は、昼の部、夜の部の二部制が通常だが、若手が始めた8月の納涼歌舞伎は三部制にすることで拘束時間も短く、チケット代も安くできて歌舞伎観劇初心者にも観てもらいやすくしていた。今年は12月も三部構成になり、若手役者が活躍する公演だった。
 第1部と2部を12/24に観たが絵本が原作の「あらしのよるに」も立派に歌舞伎作品に仕上がっていたし、ストーリーに泣かされた。冬休みに入ると子どもも大勢見に来ていたと聞いている。

 

 第3部は千穐楽を観劇(18:30開演)。第3部だけは玉三郎が芯をつとめる「二人椀久」と「道成寺」の2つの舞踊。
 道成寺は「京鹿子娘五人道成寺」という特別バージョン。勘九郎、七之助にかなりの場面を踊らせ、梅枝、児太郎にも一場面ずつもたせ、玉三郎は2つの場面をじっくり見せる。5人の花子が揃ってのフォーメーションも見事で、舞台を楽しみながら芸の継承の場面に立ち会わせてもらっている実感もあった。
 「二人椀久」では勘九郎が立役で踊り、第3部は勘九郎の立役と女方の踊りの堪能させてもらえた。いま、猿之助、菊之助とともに両方踊れる役者だと確認。玉三郎の薫陶に予想以上に若手が応えていて、観劇仲間3人で興奮しながら劇評しあって有楽町まで歩いてそれぞれ帰宅。伝統文化の「継承」の努力に見習って自分たちの仕事や活動についても後世にしっかり伝えたいという決意を固め直した。

 2枚目の写真は職場を出て最寄駅に着く前にイグナチオ教会のステンドグラスに灯りがともっているのを撮影できたので一緒にアップしておく。


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