全席12000円という強気のお値段にもかかわらずすぐに完売となったPARCO歌舞伎!『決闘!高田馬場』。平日夜が先に完売となり初日直後の日曜日の夜の部の最後列しかとれなかったが、とれただけでよかったという状況。
三谷幸喜の作・演出による舞台で、1997年にやはりPARCO劇場の三谷作品に出演した市川染五郎に歌舞伎を書こうと約束したことから実現したことらしい。大河ドラマ『新撰組!』の他には三谷幸喜の作品はあまり馴染みがなく、今ヒット中の映画『有頂天ホテル』の販促のための2夜連続での映画のTV放映『みんなの家』『ラヂオの時間』で練習しておいた。
開演直前に走りこみ、まず囃子方が舞台奥の壇上の黒い布の奥にいるのを確認。それがいきなり♪「パパパ、パパパ、パパパ、パパパ、パルコ歌舞伎、けんざん(見参)!」♪でエエ~ッと驚く。♪「歌舞伎座、国立なんのその、コクーン歌舞伎を斜に見て....パパパ、パパパ、パパパ、パパパ、パルコ歌舞伎、見参!」♪とか長唄さんたちが鳴り物入りで歌うんですよ、ヤラレマシタ。
PARCO劇場って市村正親のひとり芝居とかで来たことがあるけれど、とにかく舞台が小さい小さい。盆回しはできるようになっていてその上でパネル状の長屋の壁が黒衣さんたちが表裏を入れ替えたりする場面転換はうまい。
なんで人気が出そうな舞台をわざわざPARCO劇場でやるのかなって疑問に思っていたけれど、三谷幸喜が演出だけじゃなくて脚本もつくるわけだから慣れている大きさの舞台じゃないとうまくイメージできないんじゃないかなって勝手に思いあたった。後で買ったパンフレットによると1ヶ月の稽古期間の半ばで台本が半分しかできてなかったらしい。確かに役者を想定してあて書きをするタイプらしいから初めて一緒に仕事する役者の方の役は書きにくかったんだろう。稽古でキャラをつかみながら書きすすめたらしい。以下、お話のあらすじを。
登場した主人公の中山安兵衛(染五郎)は情けない男になっていた。2年くらい前から酒に溺れている。その男は長屋の人たち(勘太郎、高麗蔵、宗之助、萬次郎、橘太郎)に愛され支えられていた。そこにたずねてきた同じ道場で昔ライバルだった小野寺右京(亀治郎)はこの状況を理解しかねた。次にたずねてきたのは伯父(松本錦吾)。そこで長屋の人たちがなぜ安兵衛にそこまで恩義を感じているのかということがひとりひとりのドラマとして語られる。こういうところに三谷作品らしさが滲む。その伯父は実は自分が決闘を申し込まれており、死後を頼むという手紙を残して帰ってしまう。その手紙を読んだがグズグズしている安兵衛を右京が酒に溺れた原因が自分にあることを言い当てて立ち直りを迫る。さらに長屋連中の応援で立派に“高田馬場の決闘”に駆けつけるまでを描いた人間ドラマ。
『封印切』の忠兵衛でもそう思ったが染五郎は情けない男がよくハマル。今回も実に八の字眉がよく似合う。敵方との二役を冒頭から披露しなよなよした変なキャラで笑わせる。亀治郎は雰囲気を読めないマイペースの濃いキャラがこちらも実によくハマル。ひとりで目をむいたとっても誇張したクサイ芝居をしてくれてそれが実に可笑しな雰囲気をかもし出す。安兵衛が先々婿入りする堀部家の娘役も歌舞伎の常にはない押しの強いキャラだし、伯父の決闘相手は気弱でビクビクしているしと三役の早変わり。スーパー歌舞伎のパロディみたいだ。
大工役の勘太郎も安兵衛に婿入りをせまる堀部弥兵衛の爺役との二役。最後の死ぬ場面では横顔が勘三郎そっくりで感心した。高麗蔵の博打好きの男とその女房の宗之助も普段の役では見たことのないはじけっぷりが気に入った。
一番歌舞伎らしさを体現していたのが萬次郎のお梅婆さん。声も表情もしぐさも世話物の下町の婆さんそのもの。錦吾も他がみなおかしなキャラ設定の中でひとりまともな人物として存在してバランスをとっていた。
勘太郎の弟・七之助は出演していないのに彼がオカマっぽく演じたらと思うとそっくりなメイクと身体つきと動きで敵方キャラをつとめたのは澤村伊助かな?(→訂正:とおりすがりさんから坂東翔太さんだと教えていただきました。感謝m(_ _)m)
最後の高田馬場に向かう場面の転換では薄手のカーテンが右に左に行きかって、これって最近の野田秀樹の『贋作・罪と罰』のパロディかも。とにかく、すごいスピード感。
みんなの応援・犠牲によりもうすぐ高田馬場に到着!のところで終わり。
(ちょっと追記:安兵衛を裏切った又八って『ジーザス・クライスト・スーパースター』のユダのようだと思ってしまった。愛すればこそ憎しみが生まれ、最後はやはり愛情を確認しながら死んでいくのだ。)
ああ面白かった。でも後をひかない。こういう軽さが三谷幸喜ワールドだね。これもまあ歌舞伎といっていいでしょう。歌舞伎は本来、融通無碍のエンタメのはずだから。
写真は公演のHPより、チラシの画像。
追記:今回のプログラム、縦に開く綴じ方でとても読みにくいのが難点。いろいろあったせいもあるが、最後のブレヒト幕の説明までたどり着くのに何日もかかってしまった。アップしてからすぐご指摘をいただいたことに感謝m(_ _)m不織布の巾着袋が付いてくるのも面白いけれど結局場所ふさぎなんだよな~。
三谷幸喜の作・演出による舞台で、1997年にやはりPARCO劇場の三谷作品に出演した市川染五郎に歌舞伎を書こうと約束したことから実現したことらしい。大河ドラマ『新撰組!』の他には三谷幸喜の作品はあまり馴染みがなく、今ヒット中の映画『有頂天ホテル』の販促のための2夜連続での映画のTV放映『みんなの家』『ラヂオの時間』で練習しておいた。
開演直前に走りこみ、まず囃子方が舞台奥の壇上の黒い布の奥にいるのを確認。それがいきなり♪「パパパ、パパパ、パパパ、パパパ、パルコ歌舞伎、けんざん(見参)!」♪でエエ~ッと驚く。♪「歌舞伎座、国立なんのその、コクーン歌舞伎を斜に見て....パパパ、パパパ、パパパ、パパパ、パルコ歌舞伎、見参!」♪とか長唄さんたちが鳴り物入りで歌うんですよ、ヤラレマシタ。
PARCO劇場って市村正親のひとり芝居とかで来たことがあるけれど、とにかく舞台が小さい小さい。盆回しはできるようになっていてその上でパネル状の長屋の壁が黒衣さんたちが表裏を入れ替えたりする場面転換はうまい。
なんで人気が出そうな舞台をわざわざPARCO劇場でやるのかなって疑問に思っていたけれど、三谷幸喜が演出だけじゃなくて脚本もつくるわけだから慣れている大きさの舞台じゃないとうまくイメージできないんじゃないかなって勝手に思いあたった。後で買ったパンフレットによると1ヶ月の稽古期間の半ばで台本が半分しかできてなかったらしい。確かに役者を想定してあて書きをするタイプらしいから初めて一緒に仕事する役者の方の役は書きにくかったんだろう。稽古でキャラをつかみながら書きすすめたらしい。以下、お話のあらすじを。
登場した主人公の中山安兵衛(染五郎)は情けない男になっていた。2年くらい前から酒に溺れている。その男は長屋の人たち(勘太郎、高麗蔵、宗之助、萬次郎、橘太郎)に愛され支えられていた。そこにたずねてきた同じ道場で昔ライバルだった小野寺右京(亀治郎)はこの状況を理解しかねた。次にたずねてきたのは伯父(松本錦吾)。そこで長屋の人たちがなぜ安兵衛にそこまで恩義を感じているのかということがひとりひとりのドラマとして語られる。こういうところに三谷作品らしさが滲む。その伯父は実は自分が決闘を申し込まれており、死後を頼むという手紙を残して帰ってしまう。その手紙を読んだがグズグズしている安兵衛を右京が酒に溺れた原因が自分にあることを言い当てて立ち直りを迫る。さらに長屋連中の応援で立派に“高田馬場の決闘”に駆けつけるまでを描いた人間ドラマ。
『封印切』の忠兵衛でもそう思ったが染五郎は情けない男がよくハマル。今回も実に八の字眉がよく似合う。敵方との二役を冒頭から披露しなよなよした変なキャラで笑わせる。亀治郎は雰囲気を読めないマイペースの濃いキャラがこちらも実によくハマル。ひとりで目をむいたとっても誇張したクサイ芝居をしてくれてそれが実に可笑しな雰囲気をかもし出す。安兵衛が先々婿入りする堀部家の娘役も歌舞伎の常にはない押しの強いキャラだし、伯父の決闘相手は気弱でビクビクしているしと三役の早変わり。スーパー歌舞伎のパロディみたいだ。
大工役の勘太郎も安兵衛に婿入りをせまる堀部弥兵衛の爺役との二役。最後の死ぬ場面では横顔が勘三郎そっくりで感心した。高麗蔵の博打好きの男とその女房の宗之助も普段の役では見たことのないはじけっぷりが気に入った。
一番歌舞伎らしさを体現していたのが萬次郎のお梅婆さん。声も表情もしぐさも世話物の下町の婆さんそのもの。錦吾も他がみなおかしなキャラ設定の中でひとりまともな人物として存在してバランスをとっていた。
勘太郎の弟・七之助は出演していないのに彼がオカマっぽく演じたらと思うとそっくりなメイクと身体つきと動きで敵方キャラをつとめたのは澤村伊助かな?(→訂正:とおりすがりさんから坂東翔太さんだと教えていただきました。感謝m(_ _)m)
最後の高田馬場に向かう場面の転換では薄手のカーテンが右に左に行きかって、これって最近の野田秀樹の『贋作・罪と罰』のパロディかも。とにかく、すごいスピード感。
みんなの応援・犠牲によりもうすぐ高田馬場に到着!のところで終わり。
(ちょっと追記:安兵衛を裏切った又八って『ジーザス・クライスト・スーパースター』のユダのようだと思ってしまった。愛すればこそ憎しみが生まれ、最後はやはり愛情を確認しながら死んでいくのだ。)
ああ面白かった。でも後をひかない。こういう軽さが三谷幸喜ワールドだね。これもまあ歌舞伎といっていいでしょう。歌舞伎は本来、融通無碍のエンタメのはずだから。
写真は公演のHPより、チラシの画像。
追記:今回のプログラム、縦に開く綴じ方でとても読みにくいのが難点。いろいろあったせいもあるが、最後のブレヒト幕の説明までたどり着くのに何日もかかってしまった。アップしてからすぐご指摘をいただいたことに感謝m(_ _)m不織布の巾着袋が付いてくるのも面白いけれど結局場所ふさぎなんだよな~。
コメントありがとうございます。うーん、やっぱりTBがうまく飛んできてくれませんでしたね。下記の記事ですよね。URLをご紹介させていただきますm(_ _)m
http://blog.goo.ne.jp/mkta5245/d/20060410
「VIVA!主題歌」は同感です。リフレインが何回もあったので、「パ」って何回言っているかを思わずちゃんと指折り数えてしまいましたよ。
文楽もいいけれど勘三郎との約束もあるし、きっとシリーズで三谷歌舞伎を書いてくれると思ってます。でももう少し大きな劇場にしてチケットとりやすくして欲しいなあ。
今さらの話題なんですがTBさせて下さい(失敗してたらごめんなさい…)
主題歌が頭の中から出ていってくれません(笑)
三谷の次の夢は「文楽」!実現すれば嬉しいですぅぅぅ。
>亀ちゃん見直しました...染五郎だけではここまで面白くなかったと私も思います。ようやく本領発揮の場が!という気がしましたね。これで大河ドラマで武田晴信でさらにステップアップだね。中村梅雀も大河ドラマで一気にお芝居のうまさの評判が上がったので、亀治郎もそうなりそうな予感がします。
★dreamさま
歌舞伎好きの母がWOWOWに入っている...実に有難いお母様ですね。私の母は宝塚に連れていって娘をこの道にハマらせたくせにここまで歌舞伎に入れ込む娘は理解できないようです。一緒に盛り上がれる家族が欲しい!
★HineMosNotariさま
TBありがとうございましたm(_ _)m
>パルコも 一律じゃなくて お値段幅つけてくれてもいいのになぁと思うんですが...賛同いたします。私の席は最後列でしたから、8000円くらいが本来は妥当だと思ってます(^^ゞ
私の記事でご存知のように、チケットは「プラチナチケット」と呼ばれ・・・入手できなかった者です。
でもTV中継のお陰で「歌舞伎講座のオマケ」や「PARCO歌舞伎のCD」&グッズの宣伝!
更には、勘三郎さんのコクーン歌舞伎(北番)の放送決定!のお知らせまで・・・。
実は歌舞伎好きの母がWOWOWに入っているので、観ることができたのです。ですから母に感謝!なのです。
また、お邪魔しますね。
この「高田馬場」、亀ちゃんがいなかったら成功しなかったよ。絶対!そのくらい亀ちゃん見直しました。
★「夢日記」のdream様
TBありがとうございましたm(_ _)m
>三谷幸喜さんと市川亀治郎さんのミニミニ歌舞伎講座...TV中継ならではの美味しいオマケですね。さらに
>三谷さんが「これって!歌舞伎ですか?」と質問されると亀治郎さんは「歌舞伎役者が演じれば、すべて歌舞伎です」とお答えになっていました...うーん、明快なお返事で素晴らしい。そういう意識で演っていただければ私は全く文句ありません。
また遊びにきてくださいませ(^O^)/
★お茶屋娘さま
コメントありがとうございましたm(_ _)m
>前半、もう少し削って1時間半くらいにおさめたらいいと思った...ということですが、それでは2本立てじゃないと12000円なんてチケ代ありえませんねえ(笑)
三谷歌舞伎、次回はご一緒いたしましょう。
後半の盛り上げ方はさすがだったけど、前半、もう少し削って1時間半くらいにおさめたらいいと思った。
しかし、亀ちゃん、おじさんそっくりだねえ~。台詞まわしが「三国志Ⅱ」の孔明さまだわ。
「助六」なんか三谷さんやったら面白いんじゃないかな。歌舞伎座の納涼でいかがでしょう。
>観劇した日がちょうどWOWWOWで生中継が入る日...それはラッキーでしたね。三谷さんって舞台については録画すべきではないというポリシーがあるとある方におききしました。録画だと編集されてしまうのが許せないのだとのこと。だからWOWWOWで生中継であればOKしているのだそうです。うーん、三谷さんの芝居をサンシャインボーイズ時代から観ている方だったので彼に対する愛情を感じましたよ。私?まだまだ愛してないなあ(^^ゞ(その後けっこうPARCOの舞台のDVD化がすすんでいることもわかりましたが)
TB不調の記事、URL紹介させていただきますね。http://d.hatena.ne.jp/kinako30/20060326
★yopikoさま
TB不調とのこと、コクーンとPARCOリンクの記事の方のURL紹介させていただきますね。http://yopiko0412.exblog.jp/d2006-03-23
勘三郎丈、乱入阻止という噂をきいていたのですが、舞台への乱入が阻止されたということで客席への乱入はあったのですね!それはそれは盛り上がったことでしょうね。
PARCO歌舞伎、自分が観るまでは、そして感想をアップするまでは、とガマンしてましたが、本当に楽しい歌舞伎でしたね♪
スーパー歌舞伎を観たことが無いため、スーパー歌舞伎との類似点などがわからなかったのが残念ですが・・・(^o^;
WOWOWの生放送では、三谷さんが、次回やる時は、なんてこともお話してたので、PARCO歌舞伎第2弾、きっとある!と思って待ちたいと思います☆
勉強になりました。
私には楽しくて楽しくて麻薬度、かなり高かったんですけど
あいにくもう千秋楽で通おうにもムリという…
ま、今回お値段も高かったので1回が限度ですが。
でもお値段以上に楽しめたので満足です!
私もあのパンフの開きは読みにくかったと思います。
電車でも読みにくいことこの上ない…
本格的な感想のTB返しもありがとうございました。染五郎のコクーン乱入レポのブログのご紹介も感謝ですm(_ _)m勘三郎のPARCO乱入はどうやってやめさせたのかしら。三谷さん、そんなことしたらもう書いてあげませんとか言ったのかしら(笑)
★achaccoさま
TBが出来るときと出来ない時って一体なんでしょうね。最近の私の仮説、一定程度のアクセスが集中するタイミングだとTBは後回しにされるとか...違うかな。
>各キャラをいかした三谷演出...脚本が遅れに遅れて稽古期間に入って役者を観察して当て書きしたらしいですからね。翔太くんのキャラもプードルですからねえ、次からしっかりマークしなくちゃ。
★ツチ子大夫さま
三谷歌舞伎、毎年は無理でもシリーズ化すると思います。だって勘三郎に書くって約束あるし、いつになるのかな。
>ぜひ文楽も手がけて欲しいっ!!!
三谷幸喜、NHKの『スタジオパークからこんにちは』で「次は『爆笑文楽』を演りたいですね」ってしゃべったらしいですね。かしまし娘さんの下記のブログにあって私も喜んでました。ツチ子大夫さんも読んでコメントされてるじゃないですか(笑)
http://blog.goo.ne.jp/mkta5245/d/20060322
PARCO歌舞伎が定番になればいいのに…!
そう願ってしまうぐらい本当に楽しい舞台でした♪
三谷さん、もっと歌舞伎を手がけて欲しい!!
そして願わくば、ぜひ文楽も手がけて欲しいっ!!!
(相性いいと思うんですけどね~)
三谷歌舞伎、面白かったですね(^-^)
翔太くん、普段の女形時はあまり七之助さんに似ていないんですよ~きっと似せてお化粧なさったのかな~と思います。主役もワキも各キャラをいかした三谷演出、存分に堪能できて良かったです。
もう一度観たいですが、チケットは完売!昨日染五郎がコクーンに乱入して、観客は大喜びだったそうですよ。「劇場の天使」さまのブログ記事↓。
http://blog.so-net.ne.jp/theater-angel/2006-03-21
★「食と歌と言葉と、そして酒」の石橋さま、六条亭さま、TB返しありがとうございましたm(_ _)m
★てぬぐい・・・様
こちらからのTB不調でしたが、TB返しありがとうございましたm(_ _)m
>私の抱いていた三谷ワールドの認識からは、終盤のスピード感が意外...三谷さんの舞台は初見だったのでそうだったのかあという感じです。歌舞伎役者・スタッフさんたちと三谷さんと相互に刺激しあう中で新しいものが生まれたんでしょうね!
★真聖さま
何度もTBトライしていただいているとのこと、ホント不調ですね。せっかくなので以下にご紹介させていただきます。
http://blog.goo.ne.jp/kensei1960_2005/d/20060315
おっしゃる通り
>融通無碍のエンタメ、
でしたね。
こちらからTB架けさせていただきました。
そうそう三谷幸喜×勘三郎は必見ですよね。
★あんぱんち様
>染五郎人形かわいかったですねー。グッズで売ればいいのに...確かに売れそうです。亀ちゃん人形も目の離れ具合が絶妙でした。とっても楽しい感想だったので紹介させていただきます。http://blog.livedoor.jp/an_punch1028/archives/50390921.html
★Boh様
こちらこそ初めましてm(_ _)m
>三谷歌舞伎、文句なく面白かったです...同感!
>観客の手拍子なんて歌舞伎座では考えられない...ワクワク感をともなって自然と手拍子が出ましたね。
猿之助、勘三郎、菊五郎劇団と新しい取り組みが広がってきている歌舞伎界!そこに染高麗も加わってきて、楽しみで仕方がありません。こういう新しいものと古典モノの両方が大事にされていくことを望んでいます。
★ゆっこ様
こちらこそ初めましてm(_ _)m
>今後もシリーズ化してくれることを希望...そうなるような気がします。次は勘三郎ですね。TBしようとされた記事のURLを紹介させていただきます。
http://blog.goo.ne.jp/snowflower_001/d/20060304
★harumichin様
三谷作品は癒し系ですね。本当に優しい人がいっぱい出てきて癒される。でもものすごく軽いので後を引かないんです。
ただ、客観的に見ると歌舞伎でこういう新しい取り組みをするのは応援したいです。新しいものと古典の両方をきちんと取り組んでいくべきだと思っているので、12000円もそのためのカンパと割り切りました。
でも役者さん全員の熱演にカンパ以上のものを得た気はしました。ベテラン勢も楽しんで演じていたのが嬉しかったです。
★あいらぶけろちゃん様
三谷作品の軽さが好きな人とだからあまり惹かれない人に分かれるのではないでしょうか?私は嫌いじゃないけれど三谷さんの映画も一度見ればいいやという感じでした(それもTVだけだったけど)。今回の舞台はとても面白かったのですが、私にとっての麻薬度は高くなかったです。でも12000円だし麻薬度高かったら大変でした(^^ゞ
日曜は私も久しぶりに歌舞伎座夜の部です。お顔見たいけれど渋谷と東銀座じゃ無理かな?
そんな三谷さんの歌舞伎演出だったかと。そしてPARCO劇場という場所だからこそ・・という楽しさのでた作品だったかな。と。
TBさせていただきました。
私も最後列のいちばん端という悪い席だったのですが、
本当にチケット取れただけで、シアワセと心から思えるお芝居でした。
一緒に見に行った歌舞伎好きの友人は、「悪ふざけしすぎだ」と少し辛口の意見でしたが
歌舞伎を見てまだ日が浅い私には、とても痛快で楽しいお芝居でした。
今後もシリーズ化してくれることを希望します。
三谷歌舞伎、文句なく面白かったです。
次作は是非とも勘三郎さん主演みたいですね。
> 三谷幸喜さんは勘三郎さんにも書く約束をされている
舞台上の勘三郎が 三谷幸喜に目で合図したんですよね。
私も とても楽しみにしています。
TBありがとうございますm(_ _)m
>役者さんたちは、本当に大熱演...
本当に楽しそうに演じてくれているので観ている方も嬉しくなりますよね。猿之助、勘三郎、菊五郎劇団と新しい取り組みが広がってきている歌舞伎界!そこに染高麗も加わってきて、楽しみで仕方がありません。こういう新しいものと古典モノの両方が大事にされていくことを望んでいます。
★「地獄ごくらくdiary」のスキップ様
こちらこそはじめましてm(_ _)m
>冒頭の鳴物、長唄からヤラレて、最後までヤラレっ放しで突っ走った感じ...同感です。♪「パパパ、パパパ、パパパ、パパパ、パルコ歌舞伎、見参!」♪が耳からしばらく離れませんでした。
三谷幸喜さんは勘三郎さんにも書く約束をされているということなので、そこまでは絶対やってくれるとおもっています。
★「ぴよこ日和」のきたむー様
こちらこそはじめましてm(_ _)m
1列目の観劇とはまたすごいですね。私はなんとか最後列で観ることができたんですよ。でも小さい劇場だからそんなに遠く感じませんでした。
>「ブレヒト幕」を使った演出...これは本当に凄かったです。役者とともにスタッフさんが走っているんだろうけどテンションあわせて大変だなって思ってみてました。ホント疾走疾走でした。若さあふれる三人のパワー炸裂を見せるための舞台でしたね。
これからもよろしくお願いします。
きたむーといいます。
高田馬場つながりでTB貼らせて頂きました。
6日の昼の部を観たのですが、興奮しすぎて体が浮きそうでした。
初めてPARCO劇場に足を踏み入れたのですが、かなり狭くて驚きました。
チケット争奪戦になる筈ですよね。
はじめまして。スキップと申します。
遅れてお邪魔してごめんなさい。
ほんとに、冒頭の鳴物、長唄からヤラレて、最後までヤラレっ放しで突っ走った感じでした。
私も、又八が死ぬ場面で勘太郎くんの横顔も声も、勘三郎さんにそっくりで驚きました。
染五郎さん筆頭に若手にもどんどん挑戦してもらって、「コクーン歌舞伎」同様「パルコ歌舞伎」も恒例にしていただきたいものですね。
三谷幸喜さんは『勘弁してくれ~』っておっしゃるかしら?
こちらこそ初めまして。いろいろな方のブログではお名前を拝見しておりました。一番にコメントとTBいただきましてありがとうございます。さっそくTB返しをしたのですが、エエ~ン、タイトルも何もかも化け化けでございます。お見苦しいようであれば削除してくださいませ。これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
★「酒と芝居の日々」の花梨さま
染高麗も新しい取り組みを始めたのが嬉しいです。猿之助、勘三郎、菊五郎劇団...どんどんと新しいものへの挑戦が広がっていき、古典ものともどもいい舞台の創造につながっていくことを期待しています。
★「Corlorfulな日々」のSUE7様
こちらこそ初めまして。これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
>ダメ男を愛嬌たっぷりにかっこよく演じ、あれだけの疾走...同感です。私は舞台の『阿修羅城の瞳』の流し目が繰り返しすぎで食傷だったのですが、今回は情けない部分が魅力的でその上の疾走だったのがよかったのかな。今回の方が気に入りました。
★「ヤマトタケルの夢」のyayaさま
ホント、スーパー歌舞伎の要素をうまく入れてましたよね。スーパー喜劇の方?!三谷さんの作品ってこういう人間のおかしさへの愛情にあふれてますね。ホントに軽い。だから私には麻薬度はちょっと低いかな。
★とおりすがり様
ブレヒト幕について教えていただき、有難かったです。ドイツのブレヒトがよく使ったんですか。でも『三文オペラ』2回観たけど出てきませんでした。って両方とも蜷川さんだから使いそうにないですね。
坂東翔太さんとのご指摘もありがとうございましたm(_ _)mさっそく本文に訂正を入れておきました。
★真聖さま
楽しみにしててください。いつ観るご予定ですか?感想アップしたらTBしてくださいね。お待ちしています。
劇評?(えんぺ)でも高評価で期待を裏切らない出来のようですね。
楽しみ楽しみ~
また、カーテンは、ブレヒト幕といって、ブレヒト劇でよく使われる、演劇術的には有名な幕です。罪と罰のほうが、効果的に使われていたように思いました。この劇ではちょっと多用しすぎかと、個人的には感じました。
パルコ歌舞伎♪
面白かったというより、もう可笑しい、
可笑しすぎる!!
(面白いと可笑しいはどう違う概念なのか
問われると困りますが^^;、なんか個人的には
とにかく『可笑しい』という語彙がピッタリくる)
私はこのカーテン(ブレヒト幕?というのですか)
を使った芝居ははじめて観たのですが
よく他のお芝居で使われる演出なのでしょうか?
バトンに吊れないので、工夫したのかと思ったのですが
もともとある手法だったのですね。
あ~もう一度観たい!!(けど、時間も財政も(~_~;)・・・
3/4(土)夜の舞台を観て来ました。
いや~、染五郎さんのかっこよさにガツンと打ちのめされました。ダメ男を愛嬌たっぷりにかっこよく演じ、あれだけの疾走。。脱帽です。
そうそう、ご存知かもしれませんがWOWOWハイビジョンで3/25に生中継するそうです。
生で観るのが1番だと思いますが、ビデオも欲しいですよね。
いや~おもしろくて、大満足な作品でした。荒い部分、気になる部分も全て「吹っ飛ばす」、パワーのある作品だったと思います。
こちらには時々こっそりお邪魔させていただいておりました。
おいら、同じ日の昼の部を見て参りました。
普段のPARCO劇場では観られない雰囲気&数少ない歌舞伎鑑賞とはまた違った面白い芝居でした。
出来ればもう一度見たいものですが…
またお邪魔させて頂きますね。
宜しくお願い致します。