ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

12/05/05 爽やかな日に父の納骨、夜はスーパームーン

2012-05-05 23:59:18 | つれづれなるままに

5/5は立夏。関東地方のGW後半は大雨で始まったが、晴れて爽やかな夏日となり、父の納骨の日は上々の天気に恵まれた。
当初、名古屋の妹1一家は妹しか来られないかもしれないということだったが、ツレアイくんも日程を調整して来てくれた。北本の妹2宅に泊り、朝から車で実家に母を迎えに行き、玄関先に置いてあった園芸用品の棚をベランダ下の古い物置を撤去した場所に移動させる力仕事もお願いした。4/29の業者による片付けに加えてさらに実家はすっきり!

私と娘は、午後1時に車で来る妹2夫婦とJR宮原駅前で合流。さいたま市営霊園に一足先に向かい、一時納骨堂にある遺骨の引き取り手続きをし、続けて立体屋内墓地への埋葬手続きをすませた。
午後2時半からの約束だったが、大野屋さんの納骨係さんと営業担当のYさんも早めに合流できたので、立体屋内墓地の3階に完成したお墓へ。エレベーターがあるので、足の悪い母親でも大丈夫なのだ。

実家は神道なので、葬儀と五十日祭は神式で行った。しかしながら氏子になっている神社があるわけでもなく、今後は一切神道ではやらないこと、納骨の時も神主さんはよばないことで母を説得。何度も蒸し返されたが、ここは私が頑張って何度も説明し、ようやく納得してもらっていた。

大野屋さんのYさんとよく組む納骨係の方が祭壇や抹香を用意してくださったので、葬儀の時に一式もらっていた水入れや小皿にお米や塩も盛り、お酒も遺影の額も祭壇の上に並べた。2つの花立には花束、その奥には妹1が果物セットも買ってきてくれたのを置いて、神仏混淆の賑やかなお供えが揃った。

Yさんに司会もお願いしたので、お米、塩、お酒を墓の四隅に撒くことも指示してもらい、用意してきた榊2束を繰り回し、抹香もつまんで焼香もし、7人で墓前で手を合わせた。
とにかく、家族が父の墓前で冥福を祈ることができればそれでよいということだ。

妹2が予約して手配してくれた白い花をメインにした花束は、鋏を入れてもはかなり大きかったが、終わったら実家と妹2の家に持ち帰って飾ることにしているので問題なし(笑)
妹1のツレアイくんの小中高の時の同級生が大野屋さんにいて、Yさんがよく知っていたというのも話を進めている間にわかってびっくりしていたが、同じ人を知る二人が初めて顔を合わせて和気藹々と挨拶しているというのも実にいい感じであった。いやぁ、世間は広いようで狭い。縁はつながるものである。本当によい担当の方に恵まれて有難いことだった。感謝m(_ _)m

冒頭の写真の中央が我が家のお墓。祭壇も花束も片付けた後、墓石がよくみえるように榊だけを花立に立てて遺影とともに撮影したもの。特注の花入れは片づけ中なので写っていないが、最終片づけの後はひっくり返して埃が入らない構造になっている。お参りの際にはお花をいちいち備えなくてよいように、石には「慈」の字の下の左右に菊の花のデザインも彫ってある。実家では仏壇にも母がニオイが嫌だと線香をあげないので、線香置きもつくっていない。手前の花立の台も小さめにしたので墓誌に名前が増えても隠れない。このすっきりさにはちょっとこだわってみた。

お世話になったYさんにご挨拶して、2台の車で実家に向かう。途中でお茶休憩をして、実家でそれぞれのお土産などの交換。実家のお風呂場のタイルが浮いてきたのをツレアイくんたちにも確認してもらい、落ち着いたらそちらの修理だねぇと次なる課題もみんなで確認。
娘たち3人からも包んでいったが、母からも世話になったと感謝の金一封が出て、それぞれにお手紙をつけたとのことで母が胸がいっぱいになったようで涙声になっていた。
そうそう、母も娘たちもツレアイくんたちも孫たちもみんな頑張ったよね(一応、我が娘も霊園申込み時に参加してるし(^^ゞ)

妹1が名古屋から「木曽路」で午後5時半からの会食を予約してあり、小さな個室で水入らずの夕食。全員同じコースを頼んでもつまらないので、一品料理も組み合わせてリーズナブルなお食事ができた。
実家に母を送って、私たちは電車で帰り、2台の車は妹2の家へ。明日は朝5時頃に妹1たちは名古屋へ帰る。これでようやく父の納骨という一大行事がすんだ。みんな、本当にお疲れ様!

帰宅してネットをのぞくと、今夜はスーパームーンになるそうな。NASAによるとこの5月の満月は、2012年の他の満月より14%大きく、30%明るいとのこと。月の軌道が楕円形を描いているため、月が地球に接近したときに満月になると、スーパームーンになるのだという。
ベランダから眺めた満月は、本当に煌々として明るかった。孫としてのおつとめを一日果たして疲れ切った娘が寝こけているのを起こして一緒に月を見た。「御祖父ちゃんの納骨の日はスーパームーンの大きな明るいお月様の日だったっけ」と思い出すんじゃないだろうか。

(追記)
5/5午後、北海道電力泊原発3号機が定期検査のために運転を停止し、日本国内の原子力発電所50基が全て止まったという日にもなった。再生可能エネルギーへの転換をどんどんすすめていきたいな。