オリジナル奏法で「軽快な第9」を表出した デ・フリート指揮
新国立劇場大ホール = 新国立劇場オペラバレス は、年末になるとバレエ「くるみ割り人形」にホールを占拠される。日本最高のプロ合唱団として、新国立劇場合唱団は、読響・N響・東フィル・都響の「第9」「千人」に登場する2023年末。その初日(w)の本日、読売日本交響楽団「第9」初日を聴いた。
オリジナル楽器奏法をモダン楽器オーケストラに適用して、人気を取っている指揮者 = デ・フリート が指揮する読響「第9」初日、聴いた。
12型の弦、ピッコロとコントラファゴットとトロンボーンと合唱団とソリストは冒頭から座らせる。ピッコロ奏者とコントラファゴット奏者には第1楽章からトラを吹かせる。(フルートとファゴット)
テンポは速い。第3楽章はアダージオで開始されるが、1回目のアンダンテを経て、アダージオに戻っても「アンダンテのママ」である。
12型、S17 : A16 : T13 : B14 トラはフルートとファゴットだけ。
終演後は「ブラヴォー」が掛けられたが、「音圧不足」もあり、早々退去の人も多数、好き嫌いが大きく分かれた公演
となった。