Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

藪睨み立体批評「6月の新国立劇場オペラと読響」続(No.1883)

2011-06-18 21:21:31 | 批評
 今日、新国立劇場に「尾高忠明オペラ芸術監督のアフタートーク」を聞きに行った。オペラのシーズン最終日だった。1年を振り返り、かつ 次年度の抱負も聞けて有意義だった。本日の「藪睨み立体批評」にも即役立つ話だった。興味ある人は読んで下さい。(興味なければ飛ばして下さい。ピアノには全く無関係だからなあ!)


 「カリニャーニ指揮読響のモーツァルト」書くのに、「フルート1番 + クラリネット1番」から書いたのは、さすがにチョット間違った気がする。フツーは

カリニャーニ指揮読響モーツァルトは「ノン・ビブラート奏法」を徹底した!


から、書き始めなければいけない。クラリネットとフルートのソロが余りに美しかったので、手順前後でした。読者の皆様に、深くお詫び申し上げる次第です(ペコッ

「カリニャーニのモーツァルト」の特徴は、『音の純粋さ』


である。それはそれは「美しい音」であった。犠牲になったのは「量感」である。「モーツァルトに量感求める聴衆」は聴かないでね > カリニャーニ指揮読響モーツァルト。満足するハズ無いから。ベートーヴェンもおそらく同じだと思う。
 読響では、常任指揮者=カンブルランもベートーヴェンで「ノン・ビブラート奏法」を実行した。就任披露演奏会だった。素晴らしい演奏を聴かせてくれたが、今回のカリニャーニ指揮でも素晴らしかった。この「ノン・ビブラート奏法」は言い難いことなんだが

下手クソなオケが実行すると、アラだけが露出して「聴くには耐えない」結果になる


のだ。実例をここで挙げると(それでなくてもクレームの多い当ブログに)クレーム殺到だろうな。


 1例だけ挙げておこう。(ヤバいか?) 今年4月のノリントン指揮N響の「ベートーヴェン + マーラー」。特にベートーヴェンの日は「音程がオケ側が手探り状態」のママ、演奏会当日に聴かせてしまった。あれは無いよなあ(爆

「ピュアトーン」を売り出すならば、「ピュアな音」聴かせてくれよ > ノリントン

 カリニャーニは聴かせたぞ > 交響曲第39番+「レクイエム」で


 その差は何か? 聴いてわかった。私高本はバカだから「聴く」まではわからん。

低音パート = ヴィオラ以下の低弦 + ホルン + ファゴット + クラリネット の「2番や内側プルト」を含めた音程の良さ


 これだけである。


 私高本の批評を読んで(あぁ、読んでいない方が普通か、、、)いたら、読響の2番&4番奏者とかは不満だらけだろうなあ、いつも首席奏者しか誉めないから。しかし、「おいしいフレーズ」が皆無なんだよね > 2番とか(爆
 これも新国立劇場「蝶々夫人」公演ではっきりしたことです。「いくら1番奏者がうまくても、2-4番奏者の演奏技巧に直接繋がらないオケも実在する」でしたから。「蝶々夫人」のホルンパートのことです。1番だけがうまかった、が2-4番は1番奏者に合わせられなかった、でした。2番奏者、3番奏者、4番奏者の誰が音程悪かったのかは、私高本はわかりません。1人かも知れないし、2人以上かも知れません。そこまで全部わかったら「吉田秀和越え」だろうねえ(爆
 あり得ないわ。51才で2回も脳梗塞起こしているようなバカ = 私高本。明日死んでも、医者が不審に思わないし(爆


 カリニャーニ指揮読響の「音程の正確さ」は尋常ではなかった。チェロパート後方だけ、わずかにビブラート掛けた瞬間もあったが(爆)、前方奏者の音が支配したようで特に何も問題は無かった。確か、チェロパート と コントラバスパート は同じ音程だった、と思うのだが。記憶違いならごめんなさい > コントラバスは全く掛けていなかった

 さあ、ここからが修羅場だよ(爆

 尾高芸術監督の「アフタートーク」に拠ると、東電放射能垂れ流しの悪影響で流れた「アンドレア・シェニエ」新演出は『3年前に全てのキャストが決まっていた』とのこと。年間10公演中、(予算の限りもあり)4公演の新演出は、『3年前にスケジュール決める』とのこと。「コジ・ファン・トゥッテ」も同じだったハズである。すると

カリニャーニ の予定は「新国立劇場:コジ・ファン・トゥッテ」が先に決定していて、読響が後に追加された


が客観的事実だろう。異論あったら、コメントに書き込みして下さい。
 すると「キャンプ・アルフォンソ」にベストメンバーが(東電のクソバカが放射能垂れ流しにさえしなければ)集合してくれたハズである。だが、東電(+日本政府首脳のクソバカ)のせいで、来日を拒絶したメンバーが続出した。オレだって、無限のカネがあれば、芦屋か宝塚に引っ越したいわ、マジ。来日中止メンバーに恨み辛みは一切無い。来てくれた人々にも(辛辣かも知れない批評を書いているかも知れないが)感謝するばかりである。頭に来たら実名でコメントに書いてね。必ず反映させるから。
コメント
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