ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

特別展覧会 狩野永徳@京都国立博物館

2007-11-11 12:58:00 | 展覧会とかアートチックなもの
洛中洛外図が好きです。

に、限らず狩野永徳の特別展、狩野永徳の屏風絵を間近で見られるチャンス! って事で最近とんとご無沙汰ですな高尚な方面は、絵を見に行きまする。

にしても、予想されていた混雑。 
一部の人には「我が侭を言うな!」とお叱りを受けますがこういう時ほど平日休みが羨ましい時はない。
日曜日の午前。午後からはバンドの練習があったのでちゃっちゃと行って2時間くらいみて帰ってくるかー、なんて思って到着、京都国立博物館。。。。。
んと、2時間半待ちですけど(/_;)
馬鹿ですねー。ホント。 仕方がないので練習終わってからも一度行きました。電車賃400円返せ!(無理です。)

ほんで、入る。
夕方6時、流石に待たずには入れるけど結構観覧者が多いです。わんさか。

前半は「墨を極める」と題して水墨の絵から始まる。
狩野永徳=絢爛豪華と思い込んでいた儂、水墨なんてねー、って正直思っていました。大馬鹿者です、すいません。
「花鳥図襖」で描かれている大木の幹の迫力。今回のチケットでも使われている檜図にも通じる迫力はモノクロの水墨でも色褪せず、っていうか余計な色のない分迫力では勝っている感もあります。檜図は怪々奇々と評されたとあったとおり、おどろおどろしさは紛う事なく、インパクトの強さはこの水墨にも現れる描き方に通じているものなのでしょう。

で、お目当ての洛中洛外図屏風はやはり真ん中の展示室に。
どえりゃー人です。う。。。怯む。怯んでいる場合ではないっと列に並ぶ。。。   事はせず:-P先の展示室へ。

そして最後の展示室で出合ったのが「唐獅子図屏風」

「で、でかっ!」
話には聞いていた(ような気がする)けど、獅子の表情だけでも十分威圧感のあるこの絵が。ほう、物理的にも圧倒的な迫力を持っていることを知る。絵の技量に加えてのなんという力技。いや、この絵は本来この大きさじゃないといけないのかもしれません。お陰で、この後に図録で見た唐獅子図が可愛く見えてしまいました。ま、それはそれでいいのかもしれないけど、やっぱりホンモノを見ないと実感として分からないっつー所です。

で、ここで時間はすでに7時40分。い、イカン閉館まで20分!
といわけで、「洛中洛外図屏風」。。。。えー、まだ人だかりが。。。(汗)

並んでる時間も勿体無いので、後ろから背伸びして覗き込んだり、左翼の人がいないところを見たりしてましたがやっぱり近くで見たい!(っつーか細かすぎて近くで見ないと楽しくないです)並んで見ましたが、動きながら見なくてはいけないし、時間はないし(半分行ったところで8時。。。)でゆっくり見ることは出来ず。
むむむむ。欲求不満なり。

分かってますって、そんな細かい所をみたいならちゃんと図録とかで家でゆっくりみなさいって、ねぇ。
でも、ほら、やっぱりそこでみたいじゃない?

まぁ、洛中洛外図はそんなでしたが、総じてやはり迫力に圧倒される狩野永徳。
若くしてこんな絵を描いてしまった時代の寵児に感服です。

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