1974年生まれの瀬尾まいこの「夜明けのすべて」を読んだ。2020年10月。
社員6人の小さな会社、栗田金属。建築資材や金物をホームセンターや商店に卸している。そこに就職して3年目の藤沢美紗28歳と2年目の山添孝俊25歳。藤沢は毎月起こるPMS(月経前症候群)、山添はパニック障害のため、大学を卒業して就職した会社を辞めていた。
その二人が、なんとなくお互いの病気に気づき始める。山添の髪切りやお守り事件、事務所の片付け、クイーンのサントラ鑑賞、藤沢の盲腸入院など、さまざまな出来事を通し、二人は近づいていく。
病気を抱えて、生きづらさを感じている人はきっと多いに違いない。焦らないで、ゆっくりでいいよと、彼らを温かく見守ることができるのか。
20代の若者たち。働かなければ収入がない。仕事がなければすることはない。本人は病気のことを周りの人には知られたくない気持ちがあるだろう、今はもとより、将来への不安や焦りを抱えているだろう。
この本で、病気を知ることもできた。また、病気のつらさ・不安も随所にちりばめられている。普通とは何だろうか。読後の思いだ。
社員6人の小さな会社、栗田金属。建築資材や金物をホームセンターや商店に卸している。そこに就職して3年目の藤沢美紗28歳と2年目の山添孝俊25歳。藤沢は毎月起こるPMS(月経前症候群)、山添はパニック障害のため、大学を卒業して就職した会社を辞めていた。
その二人が、なんとなくお互いの病気に気づき始める。山添の髪切りやお守り事件、事務所の片付け、クイーンのサントラ鑑賞、藤沢の盲腸入院など、さまざまな出来事を通し、二人は近づいていく。
病気を抱えて、生きづらさを感じている人はきっと多いに違いない。焦らないで、ゆっくりでいいよと、彼らを温かく見守ることができるのか。
20代の若者たち。働かなければ収入がない。仕事がなければすることはない。本人は病気のことを周りの人には知られたくない気持ちがあるだろう、今はもとより、将来への不安や焦りを抱えているだろう。
この本で、病気を知ることもできた。また、病気のつらさ・不安も随所にちりばめられている。普通とは何だろうか。読後の思いだ。