光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

仮・太陽が恋しい

2007-06-30 07:27:47 | 散策
  朝の天気、小雨か曇り。風は弱く、穏やかだが、さすがにジトジト。室温23℃。
  タイトルを考えるのは、難しい、ですね、いやー、まったく。
  夜中、朝方、時折雨の音。まー、夜だし、雨でもいいが、さすがに、晴れ間が見たい気になる。朝が来て、15分間の内にいやな夢を見てあわてて起きた。まだ半分眠っている。北の窓を開ける。ここから、アジサイを見ると、ようやく元気が出てきたと思う。それに、不思議と冷気が流れてくる。
  これが気持ちいいが、しかし、この雰囲気はすこし妙で、なにかを奪われている気にもなる。アジサイは、冬は、雪の中に埋まっていても、また凍ってしまっても、雪が解ければ、暖かくなれば、よみがえる。夏は夏で、カンカン照りでも、特に水を必要としない。実に、結構な性質の植物だが、これは、人はまねが出来ない。何かが奪われる感じがするのは、アジサイのせいではなく、このジトジト感と、それと動きのない空気の分子のせいだ。心地よい冷気が、エネルギを奪ってゆく。ここは窓を閉める。
  タイトルを考えるのは難しい。買って一度は読んだと思われる『新書』をもう一度読む。これは、一篇が短い文章で簡潔に書かれていて、読むのにはそれほど苦労しない。だから、一度は読んだようで、ときどき難読文字に振り仮名がふってあるし、ちゃんと一回はその文字をそこに書いている。1990年代の早い時期の、本の紹介、批評、評論、感想文、分析、色々なものが、色々な書き手の方が書いたようになっていて、実際の書き手はもちろん一人だ。
  頭の中でなぜか色々な考えが浮かぶ、その考えが浮かびつつ、短いが、理論的な文を読むと、なぜか記憶に残らず、これはこれでいいかとも思う。なにしろ、本の本体がない。読んだ事も読む事もない文の批評を読んでいる。すると、自然となぜかしら、自分の頭の中で、それとは関係のないことが思い浮かぶ。こりゃだめだ。
  タイトルを考えるのは難しい。それと、なぜか、今日くらいは、きらきら輝くお日様を拝みたい気がする。このジメジメ感、ムシムシ感を追っ払ってくれるのは、太陽のある青空だけだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿