光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

犬に吠えられる。

2008-10-26 18:37:26 | 散策
  午前の後半にやけに眠かったが、その後は特に感じなかった。

  お昼過ぎの時間、いつも、いつ外に出るか、特に日曜は変則的な感じがあるので、迷う。でも、珍しくもう一人の自分がさっさと歩いたほうがいい、と言ったような気がした。たしかに、体の重さはない。どっちかというと、グタグタして、その後も今ひとつ元気がないのが、日曜だが、こうゆう日はたまにあって、さっさと歩いたほうがいい日だった。
  
  何かがあるわけではなく、きのうと同じで、これまでは反時計回りに歩いていた。真上から眺めるとそうなる。きのうは時計回りに歩いた。きょうもそれで、ゆくことにする。一枚余計に着てちょうどよかった。
  犬の鳴き声の印象というものも、あまりないものである。外に出ている犬も滅多なことでは鳴かないものが多い。鳴かれると、少しだけドキッとするが、相手がこっちを見ているかまずは確認しないといけない。
  ワンちゃんの馴染みというのも変だが、この2匹のワンちゃんはまずは鳴かない。それと、寒いときやら、暑すぎるときはちゃんと影に、あるいはうちの中にいる。どっちにしろ、やけに静かな対面となる。こちらは、多少は興味はあるが、向こうはというと、チラッと見てくれればいいほうだ。でも、その犬の顔を見ていると、にこやかになる気がする。

  きょうはそこに行く前に、まずは小型犬に吠えられた。縫いぐるみのような犬で、名前はというとわからないが、体毛の様子からだとそれが毛糸のようで、しかもふわふわというかよじれている。こうゆうワンちゃんは、まずは写真集など見ると、すぐにこれだと言える。このワンちゃんは、ときどきうちの庭の中だが、外に出るのだろう。しかもきょうは日曜。頭だけ塀から出して盛んに吠えてくれる。怪しんでいるのか、嬉しいのか、それ以外か、よくはわからない。目もその毛の中に隠れるような小型の犬は、たしかにこちらを見ていた。
  いつものワンちゃんの一人目は、チラッと見えただけで、二人目はすこし寒そうだが、ごろんとしている。

  この先は、逆に歩いているから、柿の実がたくさんあることろだ。その柿は路上には落ちておらず、葉っぱはさらに少なく、曇り空にまだまだその存在を誇示していて、しかしもしかして頭に落ちたら、これは痛いし、悲劇だ。
  そんなことを考えていたら、また同じような犬の鳴き声がする。どこから聞こえるのか、早足で歩きながら考えるが、わからない。ようやくブロック塀の隙間、ちょうどいい大きさの穴があって、そこから先ほどと同じ感じの小型の、毛糸で体を覆われている犬の顔が見えた。「これこれ、」っとかいう人の声もする。別に吠えられてもなんとも思わない。だから、飼い主と思われる人に、会釈したら、これ、「ももちゃん、」と言われたので、これもすこしだけおかしかった。茶色の小型の犬で、もしかしたら自分の毛糸の上にさらに毛糸で出来た何かの飾りを付けていたかも知れない。

  あっさりと歩いたら、さほど時間はかからず、帰って来ていた。犬に吠えられる一日で、これはよかったかもと思った。

  それで、いつものその辺りの、寄って撮ったもの。




  寄れるだけ寄って撮った小さな花。




  ここの垣の、サザンカ。まだ暗い時間。繊細な花。



  
  これも朝だった。細い冠毛が美しい。これはあるものの右側。




  こちらが、左側で、中央辺りは、重複する。
  雑草の作る、小さな宇宙のようで、好ましい。

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