光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

セイタカアワダチソウの秘密

2007-08-25 07:15:23 | 散策
  朝の天気、晴れ。雲も多い。弱い南の風、穏やか。室温24℃、これは結構下がった。
  自然に生えている、あるいは、他人様の育てておられる花なり植物を、ただ見たり、撮ったりするだけ、というのも考え物で、それではという事で”何とかの花”のタネを購入、まいてみた。だが、どうも何も出てこない。それで、
  ティッシュに水を含ませてそこにタネをまいて、どうなるかやってみた。12粒まいて、3粒発芽。その姿を見て、再びタネを植木鉢にまいた。すると、かなりの小さな芽が出てきて、それはティッシュの上の芽、またタネの写真の芽とも似ていて、これで何とかなると思った。さらに、暑い暑い日に、スコップで空の鉢に土を入れた。これには、たくさん出て来た芽をどうにか分けて、穴を掘って苗を放り込んだ。日々、この花は生長し、ずいぶんと小さい時に比べて大きくなった。が、が、である。
  ふと周りの茶色になった地面をみると、どうも、鉢に植えてあるものと同じような芽がたくさん見つかった。あれれ、これはどうしたことか。こんなところに、何とかの花のタネをまいたつもりはなかった。結局のところ、どう考えても、鉢に出て来た植物の芽は、雑草のもので、何とかの花ではない、と判断せざるを得ない状況になった。それにしても、なんでこんなことになるのかね。
  さらにしばらくすると、その鉢から出て来た植物の芽はどんどん大きくなり、それは見事というしかなかった。もう一つ、驚くことに、それは、辺りに生えている、同じだと思った”雑草”とも違ってきた。はっきり違う事が、誰の目にも明らかになった。なんとまー不思議な事があると感心したが、この、鉢にニョキニョキ出ているものは、セイタカアワダチソウである、と思う。たぶん、間違いない。
  私は、このセイタカアワダチソウを引き抜こうとした。上から順に葉をむしり、かわいそうだが、最後は、中心の茎を持って力を入れた。すると、なんと、この植物は土から抜けず、鉢の土を全部持ち上げた。二度、びっくり。
  それで、一体、何とかの花はどうなったかというと、まだ、これがそれだ、とは言えないけれど、鉢の一部から形が違う芽が出ているから、これがそうだと思っている。この芽、結構土が固いからか、なかなか大きくならない。さらに茎が細く、風で倒れると、そのうち葉がぽろぽろ落ちてしまって、残りがぐっと減り、3、4株しかなくなった。
  で、もう一つ、昔は、シクラメンが生えていたと思われる、土が入っているとは思えない鉢が一個あって、ここに、2つ、何とかの花らしい芽が出ている。水を入れると、スーと抜けてゆく。弱弱しいので、日影に置いてある。日に当てると、葉が縮む気がする。でも、これが、今は一番大きくなっている。まったくわからないものだ。これを、大切に育てるしかないが、あとは細かい土を上からときどき与えている。
  それにしても、セイタカアワダチソウが、あんな小さい芽をしてるとは知らなかった。しかし、ここには、セイタカアワダチソウは咲かないはずで、写真を撮る時は、他の場所に行っている。この花、確かにどこにでも生えるけど、なかなかいいものだと私は思っている。何とかの花は、また来年ということになるかも知れないが、セイタカアワダチソウは、今年も間違いなく、撮ることになる。

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