光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

小さな小さな、春便り

2009-03-16 18:43:28 | 散策
  春は菜の花でもないけれど、菜の花も限られたところにしか見えない。そうゆう花があったということが大切で、また菜の花と同じ黄色い色をした、タンポポもこのところ見ていない。タンポポも咲かなくなる、そうゆう時代が来た、というのは早合点で、しかしタンポポはどこにいったのだろう。さらに、モンシロチョウとか、モンキチョウだのかすりもしない今の季節だが、しかし梅などはもう咲き終わるというか、晩生のものが満開にある。この蜜を食べに、すぐそばの梅の木であるが、メジロとおぼしき鳥数羽がそこにいたが敏感な鳥ですぐに逃げた。

  きょうの瓦というと、新聞ではなく、屋根瓦で、これが黄色に染まっている。そう思って、そのことも書いたが、ラジオのニュースでもその黄砂のことをいっていたから、さほど外れてはいない。そう思う。
  きのうは予定外、というかやる気もない、厄介な仕事をやったからか、もうへばっていて、どうしようもなく、また夜の夜中に花粉症の症状がひどく出て、どうなってしまったのか、我ながら呆れたが、今も残念に思えるのは、きのうの宵に時間から、それから多分日付が変わるころまで、まずはめったに見ることのない、星空があった。こんな空があっていいものか、目を疑うが、特に目薬や、目力も必要なく、まさに「さす」ような微光星までが見えていて、驚いた。まさに、1年に何回あるか、というような満天で、また切れのある星空があって、それはもしかしたら、地球の衛星の、月の日常の空かも知れないと思ったくらいである。これはものすごくオーバだけど。少なくても、人里からかなり外れた、人工の明かりの影響の少ない、山岳地辺りの星空があった。と思うがこれも、想像である。

  これだけ透き通った空はまずはないが、と思ったその翌日の瓦を見ると、そこに黄色い点々が割りとはっきりとわかったから、この一致、あるいは不一致の不思議を思う。星空の点からいうと、もう少し元気なら、ごくありふれた装置、カメさんと三脚での、固定撮影のことがピンと頭にきて、それを実行していたと思う。しかし、それをやる気力もなかった。なんだかしょうもない運に左右されて、面白くないが、これも我慢のときだろうと思う。
  星空というと、まずはなかなか星が見えないことがある。お天気の問題も。また、寒さ暑さの問題もあれば、外は真っ暗であるから、安全の問題もある。真っ暗の中、ただただ単純なカメさんと、三脚をどのように扱えるか、考えてみると、これはお昼、日常と、比べることの出来ないむつかしさがある。この壁は高く、乗り越えても、「こける」可能性は大。自分では慎重にやってもかなりの緊張があるし、またいろいろな操作を暗がりでやるという、ストレスは、自身を少しおかしくもする。それこそ、真っ暗な月からの宇宙を見るような感触もあって、なかなかこれにも積極的にはなれないものである。

  でも、それでも、何とかレンズを暗闇に輝く星の世界に向けたいという、欲望も抑えがたいものがあって、またチャンスがあれば試みてみたいと思った。それほど、いい星空であった。

  雨がぽつぽつ降ってきたが、なんだか天気に見放された感じがあるが、それでも出かける。幸いというか、雷はなかった。このところ突風もある。雷だっていつあるかわからない。雨に、風に雷はいただけない。この気象条件で、少しだけ先に花の様子を見てみた。少し書いたけれど、クロッカスがうまく咲かない。梅はというと、ほころぶものも多く、でも、何が変かというと、春らしさの花が少ないということ。今は花の端境期なのか。この辺りもよくはわからないが、咲いている花は少なめで、また梅はいいとして、椿は少ないし、レンギョウとか、サンシュユとかいう、春の黄色い花も、咲いていない。後者はともかくも、レンギョウ。こうゆうものは梅が咲くころにもう咲いてもいいような気もするが、ないか見ないか、少ないか。
  ユキヤナギもまだのような、少し咲いているが、これはあまりに先取りしすぎているのかも。その他、ハクモクレンなどもまだまだ、でも、このあたりは、4月の花かも知れない。季節の感覚も、このところおかしい。ただ梅が早く今年は咲いていたから、そうゆう感じに陥るかも知れない。

  結局のところ、春は、あるものでは体験できて、それ以外ではまだという、当たり前の感想で終わってしまう。結果としては冬は、暖冬でということになる。それをまだまだ早いからといって、お天気は、暖かいと言う言葉を出させないようにしている。春は爛漫ではない。

  なんだかなー、それで、手元に残るものは、地味というか、失敗したもの。




  アネモネの葉っぱを見て渋いというか、葉の美しさを忘れていると思う。

  他は渋めの、あるいはなんだ、これは。



  まさに、なんだこれは、というもので、なぜこんなものが、と思う。理由はあるが。なんだ、これはである。




  まったくねー。




  どこへ向けている、というもの。探すと、なかなかない。




  暗め、レンズの収差が出ているか、どうか。




  まったくなんだかなー。

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