光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雨と雪の境界線

2007-10-18 07:20:06 | 散策
  朝の天気、晴れ。風は南から、穏やか。室温17℃、ほどほどである。
  
  朝は、朝焼けが美しい。しかしこれは雨の兆候といわれる。それ以外の晴れているところは、人の目には透明に、無色に見えるが、レンズを通してみた世界は、ブルーである。よっぽど、このブルーが気にいったのか、多様。この言葉に、気が滅入るなどの意味もあるが、辞書を読んでいると、最後に、sを付けるようで、発音もまた異なる?。
  お山には雪が降ったという。このお山という言葉、これは、奥多摩の本仁田山を歩いていて、確か白丸駅に戻ってきた時、駅の近くで、あるおばあさんが「お山には、雪が積もっていましたか」など言われた。そのときは、山には雪がなかった。このお山という言葉を聞いた時、この方も登られて、頂上辺りで雪を見たのであろう、それで、この山を自分の庭のようにも思われているようで、気持ちがいいものであった。

  ここでは、お山という言葉は使われない。立山である。その頂辺りに雪が降ったという、写真にも出ていた。
  そのうち、平らなところでも雨が雪に変わる。同じ水で出来ていながら、雨と雪はずいぶんと違う。水を冷やすと氷になって、残念ながら、雪は出来ない。製氷機ではなく、製雪機というのはなかなか出てこない。
  雪は雨と同じように、天から降ってくる。大陸の冷たい空気が、時雨のミゾレを雪に変える。大陸と列島の間に海があるが、ここに海流がって、この対馬海流は暖流であって、適度に空気中に水分を補給する。この暖かな水の気体分子から熱を奪った空気は、それでも、冷たさを保ちながら、列島に流れ込む。熱を奪われた水分子は、気体から固体へと変化するが、この時に、氷になるか、雪になるかの分かれ道がありそうで、それゆえこの辺りでは、やがて雨が雪に変わる。
  これ以上難しいことはわからない。でも対馬海流が暖流ゆえ、さほど気温が下がらないのも、事実である。
  
  上野から電車に乗って、これは冬の、晦日かか、大晦日であるが、まず浅間山に雪を眺める。うまく日が当たっていれば、雄大で優雅な光景を眺めることが出来る。長野辺りまでは余裕であるが、そこから妙高、高田辺りに来ると風景は、一変する。幸い、この辺りで電車が止まったという経験はない。特急『白山』は、無事直江津に着く。後は、ただただ、鉛色の日本海を眺めるのみ。ただ、波は白いはずっだが、やはりその色は鉛色に負けて記憶から消える。駅に着く。暗い。でも、幸い、雪がなかった。これは幸運。
  境界線の話しのはずが、どうもそうではなくなった。大体が、そうゆう風な話しを書いている。すんません。

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