光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

夏の星空散歩

2008-04-05 07:10:35 | 星空・天体・宇宙
  朝のお天気、快晴。きのうの夜から、ほぼ晴れ。風がある。これも、晴れの風。お花見の風。室温10℃。少し寒い。

  ツバメも来たし、桜も咲いたというので、もう春のお祭りも終わりか。個人的にはそう思うが、しかし形だけでも、なにかやらないといけない。
  夜に起きるのは、これは自然現象で、そのあと、真冬だととても寒くて、それこそ窓も開けられないが、今は少しその余裕が出てきた。いや、こうゆう事でもしないと、書くこともなくなってしまう。
  東の空を見る。こっちに星は多いか、それはわからないが、まずは東。この方角が見やすい。そこに、見たものは、白鳥座で、すぐにこの北十字の星座はわかった。するとそのより高いところにある明るい星は、こと座のベガで、南の、ちょい暗めの星はアルタイル。なるほど、これくらいだと、わかる。まー小学生くらいの知識のようで、これでは幼稚園の入園試験にも受からないかも。他にも、弱いながら光っている星ぼしが見えてくる。しかしやっぱり冬に比べると、星の見え方もやさしい。ぼんやり感がある。これが冬はシャープすぎても、目が痛い。寒くなってくる。何しろパジャマ姿。

  南東、あるいは東南東あたりに、鈍いがしかしかなり明るい星が見えて、それが木星であると確信したのは、布団の中に戻ってからの話し。
  ずいぶんと、移動したなー、いやそんなに移動はしていないが、太陽がさっさと動きすぎるから、そうゆう風に思うだけ、逆行しているときもあるから、ギャップは大きい。それから、その光の色だが、これは地平近くだとどうしても赤味、あるいは黄色実を帯びる。不思議なものである。金星は、こんな時間に見えるわけないし暗すぎるし今は太陽に接近している。やっぱり、木星だ。
  木星を、ちょっと大きい望遠鏡でのぞくと、その色の中に、目立つのは二本の大きな縞模様であるが、これなどかなり赤味を帯びていることがわかる。だが、この星が、冬の宵に南中するころなど、その位置はかなり高いから、目で見る限り、かなり白い。わずかに黄色が入って、リゲルより黄色いが、アルデバランよりははるかに白い感じを受ける。面積のある天体だから、色の見え方も大気の状態も影響するのだろう。
  
   この他にも、南側には、さそり座などが見える。他にはいて座か。もう少し、空の透明度がいいと、このあたりには星団などがかなりあって、双眼鏡クラスで見ていると、まずは飽きることがないくらいに、その姿、光景は美しい。これも、ずいぶんと昔の話しになって、今はどこか、かなり高いところへいかないと、こうゆうのも見ることが出来ないかも知れない。今はまだ、蚊にさされることもなく、汗かいて寝苦しいこともない。2、3分いや1分でもいい、この少し暖かい空気の中の星を見ると、昔の心も戻るし、また今の世の中の出来事ともおさらば出来て、また安眠が出来るような気がする。

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