○（鹿児島市内の近代化遺産お散歩のつづき・その２）
鶴丸城址付近の通りを歩いていると、遠目に見てもどうも尋常じゃない建物が見えて胸が高鳴る。もちろん、隣のかごしま県民交流センターも異様に「でかい」ので「なんなんだ、この建物は？？」と思わされるのであるが、さらにその隣に「！？」
鹿児島旧県庁舎本館（県政記念館） 〔大正１４年（1925）、曾根中條建築事務所、登録有形文化財〕
新古典様式（ネオ・ルネッサンス様式）、鉄筋コンクリート３階建てで迫力のある円柱が二つずつ並ぶデザインである。新しい県庁の２０階建ての四角い高層ビルディングはここから離れて、海に近い鴨池新町の方に出来ている。こっちに残った旧県庁は、正面の部分だけこうして文化財として保存されている。「県政のシンボル」っていうことではいいのだろうが、中の展示図で見るところ元々はもっと左右に広大な建物があったのに、高度成長期に解体されてしまっているようで、もったいなくもある。随分豪奢なものだったはず。（まあ正面だけでも残ったからよしとするべきなのか）
内部は県政に関する資料館、２Fは地元の農水産物を素材にしたレストランになっている（お昼時で満員なので通るにとどめる）。中の意匠も色のある大理石が使われている。この贅沢さは何なんだ。ちなみに、うちの地元の新潟の県政記念館は木造だぞ。
そんな時のBGMはおなじみ：
叙情詩 ／L'Arc～en～Ciel （「AWAKE」）
こういう洋館に来るとつい鼻歌のキイロイトリ「♪キセ～ツ～ハ～ ♪イロ～ヲカ～エ～テ～♪」おっ、久々にラルクのPVごっこができますな！というわけで、そろそろVAMPSの夏のLIVEなどという話も徐々に伝わってきていて「…知らない間に、暑い季節が近づいてきてるのかもしれんね」と思う。まだ時々うすら寒いけどね…。
※思えば随分前に、ロケ地・小笠原伯爵邸にふと立ち寄って以来、近年結構この手の洋館をあちこち訪ねるようになったんだな、と（20130501）
